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剣道審判員要領


[入場等]
(1) 審判員が入退場する場合、主審を中央に審判旗を右手に持ち、 境界線内側中央に整列する(審判員の移動・交替要領 第1図第6図)。

[試合開始前の審判員の移動および旗の保持]
(1) 審判員の移動は次による。
1.個人試合(第1試合)の場合、整列後、定位置へ移動する (審判員の移動・交替 要領 第1図第2図)。
2.団体試合の場合、整列し主審の号令により団体相互の礼の後、 定位置に移動する(審判員の移動・交替要領 第1図第2図)。
(2) 審判員の旗の保持は次による。
1.移動する場合、両旗を右手に持つ。
2.定位置に移動後は、主審は赤旗を右手、白旗を左手に持ち、副審は その逆(白旗を右手、赤旗を左手)に持つ。
3.交替する場合は、白旗を中に赤旗を外にして両旗を巻く。

[審判員の交替]
(1) 審判員の交替要領は、次による (審判員の移動・交替要領 第3図第6図)。
[主審と副審の移動交替]
1.各審判員は、両旗を巻かずに、定位置に移動し交替する(第3図)。
[その場での審判員の交替]
2.各審判員は、両旗を巻き、次の審判員と相互の礼をし交替する (第4図)。
[移動しての1名の交替]
3.各審判員は、定位置に移動し、主審を終えた審判員は両旗を巻き、 次の審判員と相互の礼をし交替する(第5図)。
[終了した審判員の交替]
4.終了した審判員は、両旗を巻き、整列をし次の審判員と交替する (第6図)。

[正面への礼]
(1) 審判員は、正面への礼を次の場合に行う。
1.第1試合の開始時および決勝戦の開始時と終了時。
2.試合が2日以上にわたる場合、第1試合の開始時と最後の試合の終了時 および決勝戦の開始時と終了時。
(2) 主審は、次の場合に正面への礼の号令を行う。
1.個人試合の場合、審判員が定位置、試合者が立札の位置についた直後。
2.団体試合の場合、審判員および試合者が整列した直後。

[開始]
(1) 審判長は、第1試合開始の場合、次により行う。
1.1試合場の場合は、最初の試合者が立礼の位置に立ったとき、 起立する。
2.2試合場以上の場合は、最初の試合者が立礼の位置に立ち、 全体が揃ったとき、起立し笛などで合図する。
(2) 主審は、第1試合開始の場合、審判長の合図の後、試合開始の宣告を 行う(旗の表示要領 第1図)。

[有効打突]
(1) 審判員の旗の表示は次による。(旗の表示要領 第1図第4図
1.有効打突が決定した場合、審判員は旗を表示したまま定位置に戻り、 主審の宣告で旗を下ろす(旗の表示要領 第2図第4図)。
2.有効打突が決定しない場合、審判員は直ちに旗の表示を止める。
3.有効打突を認めない旗の表示をした場合、他の審判員がその表示を 確認した後、旗を振ることを止める(旗の表示要領 第3図第1図)。
4.主審が有効打突を認めない表示、または棄権の表示をし、有効打突が 決定した場合、主審は、有効の表示を行う(旗の表示要領 第3図第4図第2図)。
(2) 有効打突を取り消す場合、主審は合議開始前の旗の表示に戻り、 宣告して両旗を左右に振る(旗の表示要領 第2図第3図)。

[中止の要請]
(1) 試合者より試合中止の要請があった場合、主審は直ちに試合を中止し、 中止要請の理由を質す(試合、審判規則第29条5号)。
(2) 前項の中止要請が不当と審判員が判断した場合、合議を行う。

[中止]
(1) 審判員の中止宣告は、次の場合に行う。
1.反則の事実
2.負傷や事故
3.危険防止
4.竹刀操作不能の状態
5.異議の申し立て
6.合議
(2) 中止宣告の場合、審判員は次による。
1.中止の宣告があった場合、審判員は定位置に戻る。
2.試合者双方が中止宣告または旗の表示を確認したとき、審判員は旗を 下ろす(旗の表示要領 第6図第1図)。
3.反則が認められた場合、審判員は旗を表示したまま定位置に戻り、 主審の宣告で旗の表示を止める。(旗の表示要領 第9図第1図)
4.副審が中止の宣告をした場合、主審は直ちに試合中止の宣告と同時に 旗の表示を行う(旗の表示要領 第6図第1図)。
(3) 一方の試合者が竹刀を落とした場合または倒れた場合に相手が直ちに 打突をしないとき、主審は試合を中止する(旗の表示要領 第6図第1図)
(4) 反則と認めた場合、主審は一方の旗を片方の手に持ち替え、反則者に 「反則○回」と指で示しながら宣告し、基本姿勢に戻る(旗の表示要領 第9図第1図)。
(5) 双方の試合者が同時反則を犯し、白(赤)に一本が与えられる場合、 主審は白・赤(赤・白)の順で宣告を行う(旗の表示要領 第10図第1図)。

[合議]
(1) 審判員の合議は次の場合行う。
1.有効打突の取り消し
2.審判員の錯誤
3.反則の事実が不明瞭な場合
4.規則の運用および実施の疑義
(2) 審判員は合議を次により行う。
1.試合者双方を主審は、境界線の内側まで後退させる。
2.副審が合議を要請する場合、副審が「止め」の宣告後、直ちに主審が「止め」の宣告をし試合を中止する。その後、副審が「合議」の宣告し、直ちに主審が「合議」の宣告をする (旗の表示要領 第68図第1図

[再開]
(1) 「2本目」または「勝負」の場合、副審は、主審の宣告と同時に、 表示した旗を下ろす(旗の表示要領 第2図第1図)。
(2) 試合中止後に再開する場合、主審は、試合開始の要領で行う (旗の表示要領 第1図)。

[分かれ]
(1) 試合者がつば(鍔)競り合いがこうちゃく(膠着)した場合、主審は 「分かれ」の宣告と同時に「両旗を前方に出し」、両者を分け、その場で、 「始め」の宣告と同時に両旗を下ろし試合を継続する(旗の表示要領 第7図第1図
なお、一方の試合者が境界線を背にしている場合、主審は迅速に両者の位置を 調整する。

[異議の申し立て]
(1) 審判員は異議の申し立てがあった場合、次による。
1.審判員は、、直ちに試合を中止する (旗の表示要領 第6図第1図)。
2.審判主任または審判長は、審判員に疑義の内容を合議させる。
3.審判主任または審判長は、その結果を監督に伝える。
4.主審は、試合を再開する。(旗の表示要領 第1図)。

[判定、抽選勝ち、試合不能]
(1) 判定で勝敗を決する場合、審判員は主審の「判定」の宣告に合わせ 勝者と判断した側の旗を表示する(旗の表示要領 第2図第1図)。この場合、 引き分けまたは棄権の表示はできない。
(2) 抽選および試合不能により勝敗の宣告をする場合、主審は勝者側に 宣告と同時に表示した旗を下ろす(旗の表示要領 第2図第1図)。

[不戦勝ち]
(1) 個人試合の場合、主審は勝者側に宣告と旗の表示を行う (旗の表示要領 第2図)
(2) 団体試合の場合、主審は勝ちチームを整列させた後、宣告と同時に 旗の表示を行う(旗の表示要領 第2図)

[終了]
(1) 勝敗が決した場合または試合時間が終了した場合、主審は試合を 中止し、試合者を開始線に戻した後、宣告と同時に旗の表示を行う(旗の表示要領 第6図第1図第2図第5図第1図)。なお、延長の場合、延長の宣告をし、 試合を再開する(旗の表示要領 第1図)。
(2) 団体試合を終了する場合、審判員は整列し主審の号令で団体間の礼を 行わせる(団体試合の整列方法 第1図)。

[その他の要領]
(1) 審判員は、試合開始前、試合者の服装(剣道着・袴・目印・名札) の適否を確認する(試合・審判規則第5条 試合・審判細則第4条・第5条)。
(2) 審判員は、試合者の用具(剣道具・竹刀・つば(鍔))の適否を確認する (試合・審判規則第3条・第4条 試合審判細則第3条・第4条)。
(3) 主審は、試合者が不適切な礼法を行った場合、指導をする。
(4) 審判員は、試合者が試合終了後、選手席などで不適切な言動を行った 場合もしくは行おうとした場合、厳正に指導する。
(5) 各係員は、円滑な任務が遂行できるよう、審判主任または審判長を 中心に事前に緊密な連携を取り、迅速かつ正確に任務を遂行する。
(6) 掲示係は、審判旗の点検・確認をし、審判席に置く(1会場6組)。

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