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大会のみどころ
- 行事名:
- 第60回 全日本女子剣道選手権大会
- 開催日:
- 2021年09月19日(日)
- 会場名:
- ジェイテクトアリーナ奈良
新型コロナウイルス感染拡大に伴う延期により、昨年度は男女の選手権大会が3月に合同開催で実施され、男女ともに学生王者が誕生したことは記憶に新しい。再び9月開催となった本大会、新たな決戦の場となる日本建国の地・橿原に女性剣士の頂点を目指す精鋭64名が集結する。
第1ブロックの注目は、17WKC団体優勝に貢献した上段の冨永(東京)。片手と諸手の技をバランスよく使い分け、守りも堅い。また、大嶋(愛知)・鈴木碧(宮城)・川合(静岡)・徳田瑚(神奈川)・桑水流(鹿児島)ら学生剣士と、福田(群馬)・越田(千葉)らの実業団剣士との鬩ぎ合いも見もの。勝ち上がった選手が冨永の上段に如何に挑むか楽しみなところ。
第2ブロックは、実力者密集の激戦区。前回決勝で涙を呑んだ山﨑(宮崎)は距離の出る面技を武器に闘志満々。昨年度は予選会を欠場した妹尾(福岡)は満を持して頂点を狙う。ベテラン藤本(京都)は17WKCで見せたいぶし銀の剣風が未だ健在か。初陣ながら勝負勘に冴える柿元(茨城)、長身本格派の牛木(東京)も波に乗れば混戦突破も期待できる。前回大会で存在感を焼き付けた小川梨(新潟)・小川真(埼玉)も侮れない。終始続く好取組に、目が離せない。
第3ブロックでは、前回大会3位の小松(青森)に一日の長を認める。高校・大学の個人タイトルを獲得したキャリアから、今回も優勝争いへの参戦なるか。実業団大会での活躍目覚ましい志藤(埼玉)と、教職員大会優勝の実績を持つ鈴木瑞(栃木)のベテラン勢は、ともに初戦を突破すれば2回戦で激突する。さらに徳田侑(神奈川)・岩本(長崎)・八木(滋賀)ら伸び盛りの学生対決となる序盤戦の行方も興味深い。
第4ブロックは、過去同大会2位3位の実績を有する大西(福井)が君臨。初戦の上段剣士の成長株、小川燦(東京)との対戦に注目が集まるところ。もう一人の上段で本格派の相原(奈良)や、最多出場回数を誇る加藤(秋田)の味のある試合ぶりにも期待する。なお、このブロックは10名が初出場、新たに頭角を現す選手の出現を期待したい。
昨年度同様に本大会の出場者に過去の選手権者の姿はない。誰が皇后盃を手にしても初優勝、女子剣道界を牽引する新王者の誕生に期待が募る!