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大会のみどころ
- 行事名:
- 第14回 全日本都道府県対抗女子剣道優勝大会
- 開催日:
- 2022年07月10日(日)
- 会場名:
- 日本武道館
チーム構成が7人制に!各都道府県の戦力は如何に…。
第14回全日本都道府県対抗女子剣道優勝大会が7月10日、日本武道館にて開催される。全剣連設立70周年の節目となる本年度より、団体戦の選手構成が従来の5人制から7人制に変更となった。先鋒(高校生)・次鋒(大学生)は従前通り、五将は高・大学生を除いた18歳以上、中堅・三将は30歳以上(2名)、副将が40歳以上、大将は50歳以上へと再編された。五将から大将までの職種が問われない点は男子と異なるが、これまで以上に各都道府県における女子剣道の総合力が問われる布陣となり、選手7名の戦力の充実度が上位進出の鍵を握る。
さて、大会組み合わせを基に、近年の実績、各都道府県の選手構成から各ブロックを注目したい。
第1ブロック
昨年の国体は中止とはなったが稽古量豊富な「三重」は、1回戦で戦力が充実する「東京」と激突。その勝者を昨年度3位の「長崎」が待ち受ける。激戦が予想される中、勝ち上がったチームが一気に上位に駆け上がるか。また、「京都」の田中・宮路、「埼玉」の村山・市村など、歴戦の強者を後陣に配置した両チームの戦いぶりにも注目したい。
第2ブロック
本大会常連で後陣に学生選手権者の水川を加えた11回大会優勝の「岡山」、妹尾・糸山の強力な先陣で挑む10回大会優勝の「福岡」、この2県が有力。今年開催県として国体を控え稽古十分な「栃木」、警察・教員・実業団と各職域の実力者で臨む「大阪」は、両県に一矢報いたいところであり、7人制導入によるチーム構成が如何に勝敗へと影響するか気になるところ。
第3ブロック
国体延期により継続的な強化で挑む「鹿児島」と、松本姉妹を中盤に据え戦力を充実させた「神奈川」とのせめぎ合いが面白い。鹿児島が2回戦に進めば対戦する。また、昨年優勝・10回大会2位と近年安定感のある「熊本」が、渡邊・緒方らの実力者を軸に虎視眈々と頂点を見据えている。各年代ともバランスの取れたチーム編成で臨む「愛知」も侮れない。実力伯仲の激戦必至。
第4ブロック
混戦が予想されるが、本大会2回の優勝を誇る「岐阜」が一歩リードか。過去13回の大会で5回もファイナルステージに駒を進めた岐阜が、7人戦をどう戦うか興味深い。いずれにしても、実力拮抗の本ブロックは、どの対戦も副将・大将まで勝負がもつれる好試合が期待される。
最後に、7人制への選手構成再編により大将の年齢条件が50歳に引き上げられた本大会は、その盛会が生涯剣道を見据えた女性剣道の更なる充実、発展に寄与するものと期待される。また、令和2年からのコロナ禍以降、初めて一般観客(3,000人)の動員が予定されている。感染対策が徹底されつつも大会の活気が取り戻されることを願うところである。
*写真は前年度(第13回大会)の写真です。