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剣道における新型コロナウイルス感染症への取り組み 中間報告(2022年7月)
2020年12月より開始された「剣道におけるCOVID-19報告フォーム」によるオンライン報告につき、2022年7月末現在の概要と考察をご報告いたします。
【2020年12月以降の月別件数】
年・月 | 報告件数 | 軽 症 | 中 等 症 | 重 症 | 不 明 | 報告人数 合 計 |
---|---|---|---|---|---|---|
2020年12月 | 2 | 1 | 0 | 0 | 1 | 2 |
2021年01月 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 |
2021年02月 | 3 | 14 | 0 | 0 | 0 | 14 |
2021年03月 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 |
2021年04月 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 |
2021年05月 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 |
2021年06月 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
2021年07月 | 3 | 13 | 0 | 0 | 0 | 13 |
2021年08月 | 20 | 89 | 1 | 0 | 3 | 93 |
2021年09月 | 16 | 71 | 1 | 0 | 1 | 73 |
2021年10月 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
2021年11月 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
2021年12月 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 |
2022年01月 | 34 | 140 | 1 | 0 | 6 | 147 |
2022年02月 | 25 | 83 | 1 | 0 | 11 | 95 |
2022年03月 | 23 | 48 | 1 | 0 | 10 | 59 |
2022年04月 | 43 | 129 | 1 | 0 | 14 | 144 | 2022年05月 | 39 | 56 | 11 | 0 | 10 | 77 | 2022年06月 | 19 | 41 | 2 | 0 | 13 | 56 | 2022年07月 | 62 | 120 | 2 | 0 | 10 | 132 |
合 計 | 296 | 811 | 22 | 0 | 79 | 912 |
概要
- 2022年7月の新型コロナ感染症報告システムへの報告は、報告件数62件、感染者数132例でした。報告は2022年6月に比べ急増しています。
- 重症度の内訳は、軽症120例(91%)、中等症2例(1%)、重症0例(0%)、不明10例(8%)、うち入院0例(報告例全体の0%)でした
- 年代別にみると、10代以下は13例(10%)、10代75例(57%)、20代8例(6%)、30代5例(4%)、40代5例(4%)、50代7例(6%)、60代3例(2%)、70歳以上2例(2%)、不明11例(9%)でした。引き続き10代の感染が多く見られ、大会関連の集団感染と思われる事例も見受けられます。
10歳 未満 |
10代 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代 | 70歳以上 | 不明 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
13 | 75 | 8 | 5 | 5 | 7 | 3 | 2 | 11 |
- このうち2名以上の感染者が報告されたものは21件でした。
- 報告者により剣道の実践と関連性のある感染である、あるいは否定できないと判断をされている報告は7件でした。
- 発症前後1週間の稽古でのさらなる発症をフォローしましたが、新たな発症は少ないものでした。
- 感染対策の実施状況は下記の通りであり、対策が十分でない、あるいは対策がなされていない例も見られました。また面マスクのみでシールドをしていなかった報告が2件ありました。
感染対策 レ ベ ル |
3密回避 対 策 |
通 風 換 気 |
手指消毒 |
---|---|---|---|
1 | 0 | 0 | 0 |
2 | 0 | 1 | 1 |
3 | 6 | 8 | 9 |
4 | 12 | 13 | 6 |
5 | 30 | 26 | 32 |
※報告者による、「1:対策なし~5:十分な対策あり」までの5段階評価
- 換気対策として窓は開けているものの工業用扇風機 などを使用していない例も散見されました。
考察
- 新型コロナウイルス感染症報告システムへの報告は、先月に比べ、急増しています。実際の感染者はこれよりも多いことも推測されます。。
- 先月に引き続き剣道の大会参加者からの多数発症例の報告もあり、剣道の試合等に関係する機会である会食、宿泊、バス移動などや更衣室などについては、さらなる配慮が必要です。
- 重症度別にみると、ほとんどの症例は軽症で、重症者・死亡者はゼロでした。
- 先月までの報告に比べ、通風・換気対策、手指消毒の対策が不徹底の例が散見されました。現在流行している変異株は感染力がこれまで以上に高いという報告もあり、さらなる三密への配慮をお願い致します。
- 特に換気・送気については、窓だけは開けてはいるものの、工業用扇風機を積極的に使用していない例が散見されます。今後エアコン(空調)使用が増えた際にも、換気・通気への配慮(工業用扇風機 、CO2モニターなどを用いる)をお願いします(※1)。
- 剣道は距離が確保できず、かつ近距離で大きな声を出す競技であり、引き続きマスクとシールドの着用が推奨されます(※2)。気温の上昇に伴い熱中症リスクも懸念されていますが、マスクの着用が体温に及ぼす影響はほとんどないと言われています(※3)。感染対策に努めていただきますようお願いいたします。
- 熱中症対策の為にはエアコンと工業用扇風機の併用、暑さ指数計(WBGT計)による稽古環境の確認、稽古時間の短縮、水分補給、指導者のさらなる配慮などが必要です(※4)。
- 夏休み中には大会・合宿の機会も増加するため、新型コロナウイルス感染機会が増えることも予測されます。剣道指導者は改めて新型コロナウイルス感染対策を見直し、飲食・移動時の感染に配慮することが望まれます。
※1:コロナ禍での稽古に関する注意喚起
※2:マスク・シールド着用についての説明
※3:新型コロナウイルス感染症流行下における熱中症対応の手引き(第2版)p.11【日本救急医学会.他】
※4:新型コロナウイルス感染症 関連情報(まとめ)
ご協力のお願い
なお、剣道をされる方で新型コロナウイルス感染がございましたら、どのような要因でも以下のフォームにご報告いただきますようお願い申し上げます。
[全剣連] 剣道におけるCOVID-19報告フォーム