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居合道七段審査会(大阪)

開催日:
2017年06月30日(金)
会場名:
大阪市中央体育館
受審者数 合格者数 合格率
42 13 31.0%

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審査員の寸評

 前日までの猛暑から一転、雨がぽつぽつと降り始めた中、大阪市中央体育館で居合道七・六段の審査会が行われた。

 前日の審査員研修会において、河口俊彦居合道委員長より審査員としての心構えと順守事項等のご指導を頂き、審査員一同、気を引き締めて審査会に臨んだ。この度の審査会で難関を突破し合格されました皆様、誠におめでとうございました。

 私は第二会場を担当しました。審査結果は高い合格率となりましたが、不合格となられた方は毎回この寸評で指摘されている注意事項が克服されていないと感じました。他の審査員と共に今回特に感じたことを述べたいと思います。

 今回の指定技は、七・六段共通で、五本目「袈裟切り」、七本目 「三方切り」、九本目「添え手突き」であった。一週間前に高山市で行われた技と同じでした。

 この三本の指定技は、足捌き、体捌き、剣捌きの居合の基本とも言える技です。正確に演じようとしているのはわかりますが、単に動作の羅列にしか見えてきませんでした。解説書に記してある補足の「演武の心得」を今一度、良く読んで頂きたい。

五本目「袈裟切り」

 ①鞘を返しながら、が「返してから抜いている」②右足を踏み込むと同時に切り上げる。が「同時になっていない」③八相の構えが理解出来ていない。

七本目「三方切り」

 ①前敵を圧するという気当たりの動作が見えず、右敵に向き直っていない。②敵を捕らえるという目付が見られない。③上段の構えがしっかりと出来ていない。

九本目「添え手突き」

 ①抜き打ちをしたとき、切っ先が高すぎる。②添え手突きの構えが正しく上腰になっていない。③残心のときの右こぶしの位置が高すぎる方が多く散見されました。

 審査は日頃の修錬の結果が表れるのです。地区講習会や各県の伝達講習会に参加して、基本動作の習熟に努め、今後も一層の修錬とご精進を祈念致しております。

草間 純市
*この記事は、月刊「剣窓」2017年9月号の記事を再掲載しています。

行事概要

行事名
居合道七段審査会(大阪)
開催日
2017年06月30日(金)
会場名
大阪市中央体育館
〒552-0005 大阪府大阪市港区田中3-1-40
地下鉄 中央線「朝潮橋」下車、2番出口より西へ徒歩3分
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