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大会のみどころ
- 行事名:
- 第16回 全日本都道府県対抗女子剣道優勝大会
- 開催日:
- 2024年07月15日(月)
- 会場名:
- 日本武道館
埼玉県の連覇なるか!各都道府県の女子剣道総力戦は如何に…。
令和6年度第16回全日本都道府県対抗女子剣道優勝大会が7月15日、日本武道館にて開催される。7人制を導入し3年目を迎える本大会であるが、先鋒(高校生)、次鋒(大学生)以降のポジションは年齢条件のみ(高校生・大学生を除く)で区分され、職業別の縛りがない。まさに各都道府県における女子剣道の総合力が問われる布陣であり、選手7名の充実した戦力が上位進出の鍵を握ると言える。
それでは、大会組み合わせを基に、厳しい各都道府県の予選を勝ち抜いた精鋭選手の顔触れに注視し、各ブロックの「みどころ」に迫りたい。
第1ブロック 前回大会において2回目の優勝を遂げた埼玉は、本年も昨年の優勝メンバーを4人擁し万全の陣容で連覇に臨む。それに対するのは昨年の国体で地元優勝を果たし、勢いに乗っている鹿児島が有力か。下方では今年の国スポ開催地として稽古量充分な佐賀も控えており、いずれにしても一筋縄ではいかぬ戦いが予想される。
第2ブロック 上方には過去に優勝経験のある京都、岡山、岐阜がひしめき合い大混戦の様相を呈している。特に第19回世界剣道選手権大会(19WKC)代表選手の水川や実力者小津野が控える岡山と一昨年に優勝を果たしている京都の1回戦は刮目必至。ここを突破しても岐阜が控えており、予断を許さない戦いが続く。下方では昨年3位の群馬や一昨年3位の高知もいることから、どの試合も副将・大将まで勝負がもつれる緊迫した好試合が展開されそうだ。
第3ブロック 上方の東京は19WKC代表選手の近藤(三将)をはじめ、毎年堅陣を張って挑んでいるが意外にも過去優勝がない。今回満を持して優勝への道程をにらむが、大将に福田を据えた長崎がどのような試合を見せるのか興味深いところ。下方では総合力のある福岡や愛知も虎視眈々と上位をうかがっており、一進一退の激戦必至。
第4ブロック 上方では熊本と神奈川に注目が集まる。熊本は19WKC代表で昨年の選手権者である渡邊(三将)を軸に、2度目の優勝を見据えている。また神奈川も諸岡(五将)、高橋(中堅)、松本(三将)の選手権者3人を並べた強力な陣容で悲願の初優勝を目指す。ただし、下方では昨年2位の大阪が雪辱を果たすべく待ち構えており、実力拮抗の本ブロックは一瞬たりとも目が離せない。
最後に、本年から全日本女子剣道選手権大会が男子と同日、初めて日本武道館にて開催予定である。生涯剣道を見据えた女性剣道を取り巻く環境は、益々充実・発展の最中にあり、本年16回大会がその一翼を担い、盛会となることを願うところである。コロナによる観客動員の縛りも解かれた今、日本武道館の大観衆の中、栄冠を掴む都道府県は果たして…。