審査会
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居合道八段審査会(東京)
- 開催日:
- 2017年11月24日(金)
- 会場名:
- エスフォルタアリーナ八王子
審査員の寸評(実技)
11月24日(金)、居合道八段審査会がエスフォルタアリーナ八王子で開催。審査会審査員研修会で、福本修二副会長より「本審査会は審査科目を全剣連居合で実施し、第一次実技・全剣連居合六本・7分以内(一本目前・三本目受け流し・六本目諸手突き・七本目三方切り・九本目添え手突き・十本目四方切り)とし、第二次実技・全剣連居合十二本・12分以内(第一次実技合格者による)とする。なお、居合道八段位は特に優れた段位者でなければならない。人望も厚く、超・特選の将来有望者を優先し、誤解を招く事は避ける意識で臨むように」と、更に奥島快男副会長より「居合道審査員は、剣道と一致する幅の広い鑑識で、素晴らしい後継者育成の達成を果たして頂きたい」とご教示されました。第一次実技「前」は容疑に示すように、対座している敵の殺気を感じて機先を制し「こめかみ」に抜きつけ、更に真っ向から切り下ろして勝ち、血振り、残心の気と心が入った居合でなくてはならない。「受け流し」における剣体の動作。「諸手突き」における正面の敵の右斜め面への抜き打ち。「三方切り」右の敵の頭上に抜き打ちの動作。「添え手突き」機先を制して右袈裟に抜き打ちし、更に腹部を添え手で突き刺す動作。「四方切り」前進中、機先を制して右斜め前の敵のこぶしに柄当・一重身・受け流しに振りかぶり・真っ向から切り下ろす・諸手左上段・血振りまでの一連の動作等々の研究を『全日本剣道連盟居合(解説)』の「審判・審査上の着眼点」を熟読の上、修錬を重ねる事が大切と思います。
第二次実技(全剣連居合十二本)時間内に全身全霊・心技一体での実技は至難の事で、長年の修錬の成果だと思います。合格された2名の方々、又昇段を次期に託す皆様方の更なる御精武を期待致します。
井上 勝彦
*この記事は、月刊「剣窓」2018年1月号の記事を再掲載しています。
行事概要
- 行事名
- 居合道八段審査会(東京)
- 開催日
- 2017年11月24日(金)
- 会場名
-
エスフォルタアリーナ八王子
〒193-0941 東京都八王子市狭間町1453-1
京王高尾線「狭間駅」下車、徒歩5分