全剣連の
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剣道におけるAED(自動体外式除細動)の有用性について
全日本剣道連盟(以下、「全剣連」)では、本年2月から「剣道における安全性への取り組み」として、剣道における重大事故が起きた場合、所属の地方代表団体(都道府県剣道連盟)及び全国組織関連団体に報告していただくようお願いをしており、これまでにAEDの使用により救命された事例が報告されています。
また、全剣連が協力して行われた研究においても、過去5年間に6例の心肺停止例があり、そのうち5例がAED使用により蘇生しています。
以上より、AEDは剣道中の心肺停止等の緊急事態において、非常に有用であることがわかります。
全剣連では、公式ホームページ(医・科学について)・「AEDを含む一次救命処置(小児、成人対象)」において、AEDの使用方法を掲載しており、参考動画として「【日本赤十字社】一次救命処置(BLS) ~心肺蘇生とAED~ 」のリンクも掲載しておりますので、是非ご活用ください。
各連盟・道場等におかれましても、大会等の諸行事を開催される際にはAEDが設置された会場を使用されることを推奨いたします。
また、多くの公共の体育館等では、AEDが設置されております。緊急の際、すぐに対応できるようにAEDの設置場所を確認しておくことも重要です。
通常の稽古においても、緊急事態が起こることは想定されますので、各道場・団体でも、すぐに使用できるAEDの設置あるいは場所の確認をお願いいたします。
イラスト(フリー)https://www.ac-illust.com/