全剣連の
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コロナ禍での稽古に関する注意喚起
昨今、新型コロナウイルス感染症オミクロン株の感染が拡大しております。
全剣連は、剣道における新型コロナウイルス感染症への対策として、剣道の稽古や部活動を行っている期間に、感染経路に関らず、参加者の新型コロナ感染症が発生した場合にはご報告をいただいております。本年1月以降、この報告件数が急増しています。
そこで、皆さまからいただいた報告内容をもとに、コロナ禍で剣道を実施する上で気を付けるべき点について、今一度、注意喚起をさせていただきます。ご参考にしていただきお役立ていただけますと幸いです。
オミクロン株は感染性が高く、エアロゾル(マイクロ飛沫)によって感染すると考えられています。これを防ぐためには、道場、体育館、更衣室などでの通風・換気が最も重要になります。換気のポイントは以下の通りです。
- 入口の扉だけでなく、部屋の対角の扉や窓も必ず開け、空気の入口と出口の両方を作る(対角方向に窓や扉が無い場合には、その他の複数の扉や窓を開ける)。
- 扉や窓は稽古中、常時開いていることが大事である。
- 可能な限り、家庭用扇風機ではなく、工業用扇風機を複数台使用することが望ましい。
- エアロゾル(マイクロ飛沫)は頭の上方に溜まることが多いので、送風機はやや上方に向けて運転する。
- 通風・換気がしっかり出来ているかを知るために、CO2モニターを使用することが望ましい。
他にも以下の感染対策も引き続き実施いただけますようお願いいたします。
- 3密を回避する。稽古後の多人数での会食は避ける。
- 稽古時は面マスクとシールドを着用する。
- 稽古時以外(更衣等)にも、常時マスクを着用する。
- 稽古の前後に手指などの消毒を行う。
- 予防のためにワクチン接種2回を行うことはきわめて重要である。ブースター(追加)接種も機会がきたらすみやかに行うことを奨励する。
これら複数の感染対策を同時に実施することで、感染リスクを大きく軽減できますので、くれぐれもご留意ください。