剣道における新型コロナウイルス感染症への取り組み中間報告（2022年９月）

全剣連の
お知らせ

2022/10/07更新

　2020年12月より開始された「剣道におけるCOVID-19報告フォーム」によるオンライン報告につき、2022年９月末現在の概要と考察をご報告いたします。

年・月	報告件数	軽　　症	中等症	不　　明	報告人数合　　計
2020年12月	2	1	0	1	2
2021年01月	2	2	0	0	2
2021年02月	3	14	0	0	14
2021年03月	2	2	0	0	2
2021年04月	1	1	0	0	1
2021年05月	1	0	1	0	1
2021年06月	0	0	0	0	2
2021年07月	3	13	0	0	13
2021年08月	20	89	1	3	93
2021年09月	16	71	1	1	73
2021年10月	0	0	0	0	0
2021年11月	0	0	0	0	0
2021年12月	1	1	0	0	1
2022年01月	34	140	1	6	147
2022年02月	25	83	1	11	95
2022年03月	23	48	1	10	59
2022年04月	43	129	1	14	144
2022年05月	39	56	11	10	77
2022年06月	19	41	2	13	56
2022年07月	62	120	2	10	132
2022年08月	67	99	2	1	102
2022年09月	27	53	4	2	59
合　計	390	963	28	82	1073

2022年９月の新型コロナ感染症報告システムへの報告は、報告件数27件、感染者数59例であり、前月と比べ報告件数、感染者数共に減少しています。
重症度の内訳は、軽症53例（90%）、中等症４例（７%）、重症０例（０%）、不明２例（３%）であり、入院例はありませんでした。
年代別にみると、10代以下は４例（７%）、10代38例（64%）、20代０例（０%）、30代１例（２%）、40代４例（７%）、50代６例（10%）、60代５例（８%）、70歳以上１例（２%）、不明０例（０%）でした。
このうち２名以上の感染者が報告されたものは11件でした。

10歳未満	10代	20代	30代	40代	50代	60代	70歳以上	不明
4	38	0	1	4	6	5	1	0

感染対策レベル	３密回避対　　策	通　　風換　　気	手指消毒
１	0	0	0
２	0	0	0
３	2	0	3
４	3	3	0
５	16	18	18
不明	6	0	0

※報告者による、「１：対策なし～５：十分な対策あり」までの５段階評価

新型コロナウイルス感染症報告システムへの報告は、先月に比べて急減しています。
10代の発症はまだ多く、重症度別にみると、軽症例がほとんどであるものの、学校の部活動などにおける感染対策には今後とも注意が必要です。
発症前だけでなく発症後に稽古をされていたと思われる報告が見られ、感染拡大を防ぐためにも体調に異常のある場合には稽古を休むよう、指導者から改めて周知を行う必要があると考えます。
先月に引き続き、通風・換気対策、手指消毒の対策が不徹底の例が散見されました。さらなる三密への配慮に加え、稽古参加者の体調管理の徹底をお願いいたします。
換気・送気については、窓だけは開けてはいるものの、工業用扇風機等を積極的に使用していない例が散見されます。エアコン（空調）使用時にも、換気・通気への配慮（工業用扇風機、CO2モニターなどを用いる）をお願いします（※1）。
剣道は距離が確保できず、かつ近距離で大きな声を出す競技であり、引き続きマスクとシールドの着用が推奨されます（※2）。

　最近になり大会を再開する団体も多くみられ、新型コロナウイルス感染機会が増えることも予測されます。剣道指導者は改めて新型コロナウイルス感染対策を見直し、稽古・大会参加者の稽古直前の体調確認を徹底すると共に、飲食・移動時の感染に配慮することが望まれます。