公益財団法人 全日本剣道連盟 All Japan Kendo Federation

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剣道における新型コロナウイルス感染症への取り組み 中間報告(2023年7月)

 2020年12月より開始された「剣道におけるCOVID-19報告フォーム」によるオンライン報告につき、2023年7月末現在の概要と考察をご報告いたします。

【2020年12月以降の月別件数】

報告年月 報告
件数
軽症 中等症 重症 不明 報告
人数
合計
複数
報告
10歳
未満
10代 20代 30代 40代 50代 60代 70歳
以上
不明
2023年05月 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
2023年06月 4 8 0 0 1 9 1 0 1 0 0 0 4 2 2 0
2023年07月 3 2 0 0 1 3 0 0 1 0 0 0 1 1 0 0
3カ月
7 10 0 0 2 12 1 0 2 0 0 0 5 3 2 0

概要

  • 2023年5月から7月までの新型コロナ感染症報告システムへの報告は、報告件数7件、感染者数12例でした。
  • 重症度の内訳は、軽症10例(83%)、中等症0例(0%)、重症0例(0%)、不明2例(17%)、うち入院0例(報告例全体の0%)でした。
  • 年代別にみると、10代以下は0例(0%)、10代2例(17%)、20代0例(0%)、30代0例(0%)、40代0例(0%)、50代5例(42%)、60代3例(25%)、70歳以上2例(17%)、不明0例(%)でした。
  • このうち2名以上の感染者が報告されたものは1件でした。
  • また、報告者により、剣道の実践と関連性のある感染であると判断をされている報告は1件でした。
  • 新型コロナウイルス感染の感染症法上の分類が5類相当へ引き下げられたことにより、報告することで差別されてしまうのではないかという懸念の報告も見られました。

考察

  • 新型コロナウイルス感染症の報告数は5月には0件でしたが、6月、7月と再び報告例が散見されるようになっており、また行政等の定点把握データからも再び感染拡大が起きていると考えられます。
  • ただし、報告例はすべて軽症例です。
  • 高齢者の発症も少し見られますが、いずれも軽症です。
  • ただし稽古に関連があると思われる感染の報告例は少ないことから、マスク・シールドや換気等の感染対策が有効であると考えられます。
  • 一方で、猛暑が続く中、熱中症への懸念も高まっています。指導者の先生方におかれましては、こまめな休息と換気に加え、エアコンの使用と水分補給の推奨もお願いいたします。
  • 全剣連では報告者のプライバシーには十分注意の上、個人の情報を公開することはありません。今後の動向や対策の有効性を判定するためにも引き続きご協力をお願いいたします。

ご協力のお願い

 全剣連では引き続き新型コロナウイルス感染症の感染状況を注視してまいります。以下の関連情報まとめを対策・対処にご活用ください。なお、感染があった場合は、このページの取り組みを参照し、フォームからご報告ください。

全剣連では熱中症への取り組みの一環として、今年度も熱中症情報の収集を開始いたしました。こちらへのご協力もお願いいたします。

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