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「剣の理法説明版」について
『剣の理法説明版』 (3月5日)
《本文》
「『剣の理法』とは、気剣体一致した打突を生み出すために心法・刀法・身法を一体としてはたらかせる理にかなった方法のことである。」
《補足》
「気剣体一致した打突は、心法(心のはたらき)と刀法(刃筋・物打・鎬などが機能する刀・木刀・竹刀の適正な操作)と身法(体勢・体さばきなどの身体の運用)とが一体となっているものである」
全日本剣道連盟 普及委員会は、「剣の理法説明版」(剣の理法とは)の完成に伴い、令和6年4月の剣道中央講習会を皮切りに、今後は積極的に国内外に向けた案内・説明を推し進める予定です。
「剣の理法説明版」は、全剣道人が「剣道の理念」の理解を深めるための一助として、「剣道の理念」の中核である「剣の理法」について全日本剣道連盟の考えを明示したものであります。
「剣の理法説明版」は《本文》と《補足》から構成され、《本文》では「剣の理法」を定義し、《補足》では心法・刀法・身法を説明する基本的な用語を一例として、それぞれ( )内に示しました。
「剣の理法説明版」は簡潔な文章とし、主な対象者を4~5段クラスの若手指導者及び指導経験の浅い指導者として検討してきましたが、全剣道人にも十分活用可能なものとなっています。
指導の現場では、指導は指導者の裁量に任せるものとし、指導者自身の剣道観・技量・指導経験や指導力などを付加して、《補足》に示されている心法・刀法・身法、それぞれの( )内に、受講者・習技者のレベルに適した用語・内容を用いて説明することが極めて重要と考えています。
「剣の理法説明版」が正しい指導の手掛かりとして広く活用されることを期待しています。