全日本剣道連盟　医・科学委員会では、「剣道医学救急ハンドブック」を作成しており、初版が平成15年に発行され、旧版の第３版から10年振りの第４版へのリニューアルになります。

　本書は、剣道の稽古や試合における救急対応の重要性を認識し、現場で役立つ知識と技術を提供することを目的としています。当委員会では、剣道の安全性を重んじ、2019年末より重大事故、2020 年より熱中症について調査研究の実施をしております。本書はこれらの調査や最新のエビデンスをもとに、新たに「アキレス腱断裂」や「外傷性脳脊髄液減少症」に関する内容を追加し、「熱中症」、「一次救命処置」、「脳しんとう」の内容を中心にアップデートしたものです。

　旧版までは冊子版をオンラインショップで販売しておりましたが、改訂版は本サイトでのPDF版のみの提供となります。みなさまのスマートフォン等へのダウンロードや、必要時にアクセスをいただければと思っております。
　本マニュアルが、剣道をたしなむ人にとって、すべての方の「急場」の手当となる本であったら、そして、安全性についてのより一層のご理解を高めるものとなりましたら幸いです。

　本書は「全剣連書庫」にてご覧いただけます。
・剣道医学救急ハンドブック(改訂版)