特別功労賞
2014年度
武安義光(94歳)
Yoshimitsu TAKEYASU
称号・段位
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肩書
国際剣道連盟会長
全日本剣道連盟最高顧問
新技術振興渡辺記念会理事長
受賞理由
広島県出身。東京帝国大学卒業後、昭和17年電気庁に入庁。昭和17年5月から満州・ジャワ島を転戦。昭和21年6月復員、商工省、科学技術庁、通商産業省の要職を歴任。昭和48年科学技術事務次官に就任。昭和50年9月新技術開発事業団理事長、科学技術会議議員他、数々の役職に就任。現在、新技術振興渡辺記念会理事長を務められている。
剣道界では、昭和57年3月から平成7年6月まで東京都剣道連盟副会長。全日本剣道連盟では、昭和59年6月常任理事、昭和60年6月専務理事、平成5年6月副会長兼専務理事、平成9年6月会長に就任。また、平成11年2月国際剣道連盟会長に就任。平成25年7月からは最高顧問となり現在も務められている。
29年間の長きに亘り、全日本剣道連盟の重要役職に就かれ、剣道・居合道・杖道の普及発展に多大な貢献をされた。全剣連の財政基盤の強化、「試合・審判規則」「称号・段位審査規則」の改定。講習会・研修会の充実と社会体育指導員講習会・選抜特別訓練講習会など新規講習会の立ち上げ、「剣道指導の心構え」、「木刀による基本技稽古法」の制定及び、各指導書の整備、インターネットの導入、広報誌の充実など現在の剣道連盟の基礎を作り上げた。また、剣道の国際的な普及にも熱心に取り組まれた。現在も週に1度は、剣道の稽古を続けられており、自ら生涯剣道を実践されている。