図書
第19回世界剣道選手権大会へ向けて
第4回
日本選手団女子監督
竹中健太郎
19WKC女子監督の委嘱を受けて1年半、選手と共に戦える喜びと必勝絶対が使命の重責が交差するなかで強化に邁進してきました。
選手強化と代表選考が並進する訓練講習会は、地力の養成を主目的としながらも選考規則に準拠した選考の妥当性をも担保する必要があるため、日程、稽古内容、訓練強度、試合方法など、髙鍋・川越両コーチと慎重且つ丁寧に吟味して進めてきました。選手が決定した現段階は、本番を想定した実戦的訓練を中心に「世界で戦う準備」に最善を尽くしています。
今大会は、6年ぶりの開催である上に、大会日程(4日間)、試合・審判の運営方法等々、従来とは異なる条件下での戦いを余儀なくされます。選手には不測の事態にも決して動じない強靭なメンタルが不可欠で、目下そのためのチーム作りに専念しているところです。
我々監督・コーチの過不足は、濱﨑団長・古川総監督の絶妙な助言と、ドクター・トレーニングコーチ・事務局を含む帯同スタッフの適切なフォローに助けられ、日本女子チームは着実に仕上がりつつあります。涙を呑んだ強化選手の思いを背負い、チーム一体なって全力で戦って参ります。
*第19回世界剣道選手権大会へ向けては、月刊「剣窓」2024年5月号に掲載したものを再掲載しています。
*大会の詳細は、第19回世界剣道選手権大会ページよりご覧ください。