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大会のみどころ
- 行事名:
- 第64回 全日本東西対抗剣道大会
- 開催日:
- 2018年09月02日(日)
- 会場名:
- 仙台市青葉体育館
平成最後の東西決戦!
第64回全日本東西対抗剣道大会が杜の都、仙台市青葉体育館で繰り広げられる。東西から選出された六段から八段までの男子35名、女子は5名で争われる。
先ずは女子の部、先鋒、筑波大3年の竹中が勝負師の糸山に挑む。次鋒、警察官の松本と教員の藤本の戦い、続く小又―豊丸は、東京―大阪の決戦となる。副将、北林―馬越は教員と市役所職員、大将、王者村山に実績名高い宮崎が挑む。個々の戦歴からして各試合勝敗つけ難し、希く(こいねがわ)は大将決戦を望みたい。
さて男子の部、先ずは六段戦、東軍は地元宮城の渡邉から、後木、鹿野と続く。一方西軍は沖縄の平野から、姫野、大石の布陣、此処は若さ溢れる積極果敢な試合を期待。
続く七段戦、32将、志村―笹川から15試合中9試合が警察官同士の戦い。手の内を知り尽くした試合巧者揃い、長丁場の戦いとなるは必至。その中にあって28将、教員の鈴木と自衛隊員の松尾の一戦が興味をそそる。26将、日本選手権覇者の髙鍋が長崎の小野田と対戦。25将、地元の期待が掛かる澤田に、同い歳の本多が挑む。21将、宮城の勝負師佐藤が警察官の真鳥と戦う。何れにしても七段戦は動きの激しい攻防戦、一瞬の機会を捉えた電光石火の技を期待。
愈々17将から若手八段戦となるが、ここは七段戦とは格の違いを見せて欲しい。先ずは山下―原、矢野―末益、岩本―濱田、鍋山―山﨑の若手八段の技量拝見。13将、千葉の岩切に対し二刀の藤井が如何な技を駆使するか、10将、戦い方を知り尽くした宮崎と石田が剣を交える。そして8将から真に技量円熟期に達した強者が登場。先ずは田中―平野、田中―赤木、穂園―桑原の各戦、気迫溢れる白熱戦を楽しみたい。5将、今年の選抜八段戦を制した恩田、対する稲富も同じく八段戦を制した勇者、この一戦が東西決戦を盛り上げる。続く山村―内濱、大澤―神﨑も同年代の強者、激しい剣先の攻防や満を持した一撃を見たい。
そして愈々東西決戦も大詰め、副将戦は古川と大城戸の剛と柔の一戦、大将戦は盤石な氏家と大胆な二子石の一戦、重厚感溢れる範士戦を存分に堪能したい。平成最後の東西決戦。さて伊達政宗公の軍配や如何に!
剣窓編集委員 田村 徹
*写真は前年度(第63回大会)のものです。