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大会のみどころ
- 行事名:
- 第66回 全日本剣道選手権大会
- 開催日:
- 2018年11月03日(土)
- 会場名:
- 日本武道館
西村の連覇、3度目の優勝なるか
第1ブロックは、まず学生選手として2年連続出場を果たす千田、柔軟な剣さばきと勝負度胸で縦横無尽の働きが期待される。
昨年の覇者・西村は、どの角度からも打ち込める小手技に加え、鍔競り合いからも許さず引き面を武器に、連覇と3度目の優勝にかける。
激戦区東京から初出場を果たした村松、皇宮警察からの出場は久しぶり、積極果敢の攻めが本番で功を奏するか。
第2ブロックは、まず一昨年優勝の勝見、得意技の出頭面また面の軌道から小手へ変化する巧者ぶりは健在。
昨年3位の林田は、学生覇者から引き続き全国教職員連覇等、名高い実績を上げる。連続技を仕かけての有効打突に結びつける連繋が見もの。
宮本は、オーソドックスな剣風で面と小手、上下の攻めが巧み。
安藤は攻守所嫌わず、攻めの強さは天下一品。得意技は捨て身の面と、相手の手元が上がった際の小手。
第3ブロック、過去優勝3回を誇る内村は、警視庁の指導職となり稽古量が減ったものの、今も巧みな試合運びと技を仕掛けるタイミングは絶妙。
橋本は、リズム感よく繰り出す技は常に狙いを外さず、打突のキレが際立つ。
府警以外で久々の出場となる大学教員の村上、正攻法で中心を攻めて繰り出す面技を本領とする。
1回戦一番の見所は小谷―國友。変幻自在VSオーソドックス、全く違うタイプの対決に関心が集まる。勝負どころは、初太刀一瞬の間と技の尽きたところ、どちらが先の気位をもって技に転じる事ができるか。
第4ブロック、竹下は粘りが持ち味で、相手が痺れを切らしたところを逃さない。独特の足さばきから意表をついた技で勝負を挑む。
山田は、懐深く小手技を中心に相手を崩す。間合の駆け引きと守りの固さに定評。
前田は、いかなる相手に対しても過不足なく対応できる柔軟性を持つと同時に、思いきりが良く、鋭い面技を最強の武器とする。
松﨑は、大器の片鱗をうかがわせる鷹揚な剣さばきで上位進出を狙う。
月刊『剣窓』編集部
*写真は、前年度優勝の西村英久選手。
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