行事の
お知らせ
更新
大会のみどころ
- 行事名:
- 第11回 全日本都道府県対抗女子剣道優勝大会
- 開催日:
- 2019年07月13日(土)
- 会場名:
- 日本武道館
福岡、連覇、3度目の優勝なるか
昨年は、8年ぶり2度目の優勝にかける福岡と、初めて4強入りを果たし優勝戦線に名乗りを上げる熊本が決勝を戦った。九州勢同士で繰り広げられた福岡―熊本の決勝対決はともに譲らず拮抗し、1対1の同点同本数で迎えた大将戦(川野 薫―村下 美穂)も引き分けとなる。さらに大将同士による代表者戦は双方五分と五分の攻防の中、川野が一瞬の隙をついて村下の面を奪い福岡の優勝が決まった。
令和への改元後、初めて開催される全国規模の大会となるが、各剣連における厳しい予選を勝ち抜いた選手の顔ぶれと対抗戦の組合せを見比べ、各会場ごと見所を挙げてみる。
第1ブロック、昨年優勝の福岡は、先鋒で全勝を上げた妹尾が次鋒に上がったほか総入れ替え、大将に寺﨑を起用し連覇への道程をにらむ。
一方、春の男子戦では昨年優勝の北海道を1回戦で叩き、あれよあれよと優勝へ上り詰めた三重であるが、このたび女子もまた昨年の覇者、福岡と初戦で対することとなった。今一度、起死回生の勝負にかける。
茨城―広島。柿元・竹中・西の前三枚が厚い茨城と、昨年来の藤賀・加藤がそれぞれポジションを一つ上げ松尾で締める広島は、実力伯仲。この勝者と対する大阪は、玉置・川内の連続出場組に加え山﨑のでき如何に命運がかかる。この一角、いずれ一筋縄では行かぬ戦いが予想される。
下方では栁本・村田で勢いに乗せ西で決めたい鹿児島と、尾﨑・田中で堅陣を張る京都は、甲乙つけ難し。
昨年は2回戦で敗退するも常に一定の成績を残す神奈川は、松本を柱に谷嶋・千葉がいかに粘りを見せるかにかかる。
第2ブロックには、過去10回大会中5度決勝戦に進出、うち2度の優勝に輝いた岐阜がいる。昨年は不本意ながら1回戦に沈むが、田中・竹村・山北・荻田が留まり捲土重来を期す。
長野―大分。長野は常連須坂を軸にチーム一丸となり、大分は山本・上村の進軍に弾みがつけば面白い展開となろう。昨年3位の長崎は、岩本が活路を開き中村・福田へと持ち込めば更なる上位も。栃木は入江・鈴木・関口・山田と次鋒から大将まで昨年と同じメンバーで臨み一矢を報いたいところ。
第3ブロック上方は、千葉―宮崎が混戦模様、千葉には鈴木が宮崎には興梠とそれぞれの巧者が心棒となりチームを引っ張る。この勝者を迎え撃つ北海道は関川が牽引役となって寶金そして北本へどうつなげるか。
過去の実績からいえば断トツの岡山は岡崎のみ続投、小津野・稲垣と二枚看板が復活し優勝戦線に照準を合わせる。徳島は連続登板の丸岡・前田・北村組に加え鈴木(旧姓、平野)が再び加わりまずは一山越えをねらう。
第4ブロックは、昨年2位の熊本を本命と見る。桑野・渡邊・村下が依然健在で、新たに海津が加わり初の優勝を目指す。中ほどには東の雄、東京が待ち構える。不動の大将鈴木ほか選手層の厚さで他を圧倒する。
上方の愛知は中村・志田・今道・森島と昨年と同じ顔触れ、チームワークよろしく悲願の8強越えに燃える。新潟は過去2回優勝の実績を有するものの近時は精彩を欠く、新鋭の小川がチーム再興の突破口を開くことができるか。
佐賀は永原・櫻木、兵庫は鈴木・尾﨑、埼玉は志藤・荒井がそれぞれキーパーソンとなって鎬を削る。
広報委員 真砂 威
*写真は前年度(第10回大会)優勝の福岡県チームのみなさん。