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大会のみどころ
- 行事名:
- 第67回 全日本東西対抗剣道大会
- 開催日:
- 2021年09月05日(日)
- 会場名:
- 昭和電工武道スポーツセンター
真っ向勝負の東西決戦
第67回全日本東西対抗剣道大会が大分県の昭和電工武道スポーツセンターで開催される。本年は、新型コロナウイルス感染症が収束するまでの暫定的な試合審判法により、東西の剣士が真っ向勝負に臨む。
先ずは女子の部。先鋒は本年3月開催された全日本女子選手権で優勝した諸岡に対し、同学年で高校時代からライバルである津守が挑む。次鋒・志藤―大亀、中堅・齋藤―中野はいずれも実力伯仲。勝負は副将・大将に縺れ込むであろう。正代・平塚の全日本女子選手権者を布陣した東軍を、西軍は試合巧者の宮川、卓越した実力を持つ下川が迎え撃つ。勝利の女神はどちらに微笑むか、予想はつけ難い。
男子の部。陣頭、全国官公庁大会で個人優勝の実績のある海野に対し、3月の全日本選手権準優勝の村上。両軍とも若さ溢れる先鋒戦を制し、勢いをつけたいところ。32将から15試合が各種大会で活躍している七段戦。中でも、25将・内田―小村は、共に全国教職員大会優勝の実績があり、手の内を知り尽くした同期生の一戦。20将、小関は正攻法の攻めに定評があり、対する立花は実業団を代表する名剣士。共に全日本選手権3位の戦歴を持つ見応えのある一戦。
17将からは教士八段戦。いずれも好勝負が期待できるが、ここでは5組に注目したい。先ずは石原―竹中の新鋭八段対決。風格ある試合ぶりを期待する。12将、中心からの攻めが強い矢野に対し、長身を活かした面技を得意とする山崎がどう臨むか。10将、岩切と、二刀の名手藤井は64回大会以来の対戦。今回はどちらに軍配が上がるか。5将、4月の八段選抜大会優勝の栄花に対し、同大会3位の𠮷田。心技体の充実した両雄、熱戦必至。3将・恩田―稲富は、共に八段選抜大会優勝の経験がある。剣先の攻防が東西決戦を盛り上げる。
そして愈々「剣理に通暁、成熟」した範士対決。副将戦は気迫溢れる東に対し、泰然自若の重松が受けて立つ。大将戦は突きを中心に円熟した技で攻める古川に対し、力みのない構えから多彩な技で攻める大城戸。範士の剣理に裏打ちされた真っ向勝負の攻防が東西の雌雄を決するであろう。
*写真は第65回大会のものです。