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大会のみどころ
- 行事名:
- 第69回 全日本剣道選手権大会
- 開催日:
- 2021年11月03日(水)
- 会場名:
- 日本武道館
3年ぶりに日本武道館での開催 混戦を制するのは…
菊晴れが爽やかに澄み渡る季節、いよいよ本年度の剣道日本一を競う大会が間近となった。日本武道館での開催は3年ぶりとなる。
出場選手の内訳は警察官23名、教員15名、学生11名、会社員・刑務官各6名、自営業・大学職員・無職各1名となる。段位別では七段1名、六段17名、五段26名、四段14名、三段6名となる。また出場回数では初回(28名)と2回(17名)を合わせると7割を占め、フレッシュな顔ぶれとなった。
今大会は、勝見(神奈川)、國友(福岡)、竹ノ内(東京)が2度目の賜杯を手にするのか、若手剣士が台頭し新たな風が吹くのか、見所の多い大会となりそうだ。
さて第1ブロックは、6回目の出場で2度目の優勝を狙う勝見(神奈川)。小刻みに足を使った攻めから、小柄ながら絶妙な機会で相手の出ばなをとらえる面を始め、多彩な技を持ち合わせるベテランの戦いに注目。対抗するは第17回世界剣道選手権大会(17WKC)で日本代表に選出された土谷(大阪)、学生選手権優勝の経験を持つ初出場の矢野(貴)(東京)、3位入賞経験のある地白(北海道)。
第2ブロックは、3位入賞経験のある畠中(東京)と林田(福井)に注目が集まる。その畠中は試合巧者で初出場の牧島(福岡)と初戦で対戦する。林田の初戦は白鳥(千葉)、筑波大の同門対決となる。また、柔らかい攻めから伸びのある技を放つ佐々木(茨城)と正攻法の村上(愛媛)の初出場同士の対戦にも注目。
第3ブロックは、一昨年の覇者國友(福岡)が2度目の天皇杯を狙う。初戦で村山(神奈川)との対戦に注目。学生時3位入賞の経験をもつ宮本(東京)も控える。宮本と同年代で技を多彩に繰り出す上段の草野(大阪)、インターハイで個人優勝・準優勝の実績を持つ大学3年生の大平(栃木)にも期待したい。
第4ブロックは、62回大会優勝の竹ノ内(東京)と17WKC個人優勝の安藤(北海道)が有力とみる。心身ともに充実した両者の気迫溢れる試合からは目が離せない。このブロックには17WKCで団体優勝の星子(鹿児島)、安藤と初戦を戦う攻守バランスのとれた足立(埼玉)、山本(千葉)、久田松(愛知)、今村(熊本)らが控えており大混戦の予感がする。
さて賜杯を手にするのは。
*写真は第68回大会のものです。