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大会のみどころ
- 行事名:
- 第61回 全日本女子剣道選手権大会
- 開催日:
- 2022年09月04日(日)
- 会場名:
- ジェイテクトアリーナ奈良
昨年度から開催地が奈良へと移された女子選手権大会、今年度はコロナ禍以降、遂に警察官が出場する。各都道府県の予選会を勝ち抜いた警察官は22名で、学生出場者の23名と肩を並べた。ようやく役者が揃った今大会は、白熱必須、見所満載となるに違いない。
第1ブロックは、これまでの入賞者がひしめく激戦区。上のゾーンでは、同大会連覇の実績を持つ末永(和歌山)と、共に過去に決勝戦の舞台を踏んでいる大西(福井)・佐藤みのり(東京)が鎬を削る。下のゾーンは、学生時代から同大会上位に名を連ねた竹中(栃木)・小松(青森)の両者が年齢的にも充実、混戦突破に燃える。序盤戦から好取組が連続する第1ブロック、果たしてこの激戦区を抜けだすのは誰か…。
第2ブロックは、切れ味鋭い剣捌きで過去連覇を果たした高橋(神奈川)が最有力か。順当に勝ち進めば3回戦で一昨年優勝した諸岡(東京)と激突。対戦が実現すれば攻撃力の高い両者の激しい技の応酬が見もの。昨年2位で実業団剣士の志藤(埼玉)、学生選手権2連覇の水川(岡山)の戦にも注目したい。また、1回戦の最終試合は、重圧な攻めが持ち前の最多出場14回のベテラン加藤(秋田)が展開の速い村田(福岡)と対峙する。対照的な両者の戦いも楽しみなところ。
第3ブロックでは、コロナで出場叶わず2年間涙を呑んだ松本弥月(神奈川)が、満を持して3度目の頂上を目指す。名実ともに優勝候補の最前列に立つ松本に対し、ベテラン勢や若手選手がいかに挑むか興味深い。下方は、阿部(東京)・糸山(福岡)を始めとする心技ともに充実した警察官選手の争いが予想されるが、高校生で出場権を勝ち取った能地(北海道)の戦いぶりにも注目したい。
第4ブロックの上段には、過去優勝こそないものの、その地力は誰もが認める渡邊タイ(熊本)が君臨。ずば抜けた体幹力を備えた渡邊の壁を、元気溢れる学生剣士が崩せるかが見ものである。一方、下段には昨年の覇者、妹尾(福岡)が虎視眈々と連覇を狙う。独特の攻め口から一刀両断する妹尾を攻略する選手が果たして出現するか、その筆頭株として本格派上段の相原(奈良)に期待がかかる。
女子都道府県大会に引き続き、感染防止対策により人数制限を定めて募られた観戦者も早々にその人数が上限に達した。全剣連70周年を迎えた今年度、3年ぶりの観客動員により大会の盛会に拍車がかかる。果たして皇后盃は誰の手に!