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大会のみどころ
- 行事名:
- 第22回 全日本選抜剣道八段優勝大会
- 開催日:
- 2024年04月21日(日)
- 会場名:
- 名古屋市中村スポーツセンター
春光麗らかな好季節、豊臣秀吉と加藤清正ゆかりの地として知られる名古屋市中村区にある中村スポーツセンターにおいて、第22回全日本選抜剣道八段優勝大会が開催される。
心技ともに円熟した32名の初戦に注目したい。
実践の利に徹した二刀の名手藤井、堅実な構えで相手の技を見切る岩切、間と呼吸が勝負の鍵。
鋭い気を内に秘め機に応じて技を出す吉田、懸待一致の気構えで攻め勝って打つ恩田、気で勝って理で打つ。
大拍子小拍子で勝機をうかがう髙橋、燃えさかる炎のように構える北村、大強速軽の攻め合い。
攻防兼ね備え気が満ちあふれる栄花(直)、静中動の構え無駄打ちのない國友、動と静の戦い。
力みのない構えから実をもって虚を打つ石田、整然とした構えから冴えのある技を放つ今里、好機の見極め。
足さばき良く間髪を容れずに打ち込む玉田、遠間から電光石火の技で打ち込む本名、間合の駆け引き。
竹刀と身体が一体となり竹刀操作が巧みな佐藤、臨機応変に自在な技を繰り出す寺地、一触即発の攻防。
大胆な激しい攻めで相手を崩す堀江、長身を活かし積極果敢に攻める宮戸、乗るか乗られるか。
旺盛な先の気で打突の機会をつくる井口、気魄に満ちた力強い技で攻める栄花(英)、機先を制するのは。
自然体の姿勢から伸びやかな技が冴える江藤、受け即打ち気のつながりが素晴らしい鍋山、捨て身の覚悟。
裂帛の気合を込めて攻める谷川、不動の構えから正々堂々と攻める清田、気の充実と継続が雌雄を決する。
中墨をとって動ぜぬ心境の剣をつかう長納、朝鍛夕錬精錬された鋭い剣をつかう岩佐、気と技の対峙。
泰然自若無理無駄のない動きの桑原、上虚下実の構え理に適った打突の平尾、初太刀一本が勝負。
先々の先で未発の発を打つ染谷、千鍛万錬の技で中心から攻める蓮尾、気争い心の火花を散らす。
気位で攻め機を見て技を出す杉本、心技体の充実した技を出す竹内、技前に興味がそそる。
間に明るく軽妙多彩な技を使いこなす愛甲、気力満々剣先の威力と腰で攻める倉成、鎬を削る。
高い水準の剣技による格調高い試合を篤とご覧ください。
*この記事は、月刊「剣窓」2024年4月号の記事を掲載したものです。
*選手の氏名等は一部常用漢字に変更する場合があります。
*写真は前年度(第21回大会)のものです。