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大会のみどころ
- 行事名:
- 第70回記念 全日本東西対抗剣道大会
- 開催日:
- 2024年09月15日(日)
- 会場名:
- 高松市総合体育館
剣道の真価を示す東西決戦
「第70回記念全日本東西対抗剣道大会」が、「源平合戦屋島の戦い」の舞台となった香川県高松市で開催される。東西・男女とも技量卓越した剣士が勝敗のみに偏らず、正々堂々と立合い、剣道の真価を示す大会である。
〈女子の部〉
先ずは女子の部。東西いずれも実力伯仲、勝負は副将、大将に縺れ込むであろう。勝利の女神はどちらに微笑むか、予想はつけ難い。
特に、本年7月、イタリア・ミラノで開催された世界選手権大会で個人優勝した近藤、準優勝の末永、団体優勝に貢献した松本(智)の素早い動きと鋭い打突に注目したい。
〈男子の部〉
続いて男子の部。両軍とも若さ溢れる六段戦を制し、勢いをつけたいところ。
二十八将から12試合が各種大会で活躍している七段戦。中でも、二十将の内村と網代、共に手の内を知り尽くした一戦。内村の小手技に対し網代が応じ技でどう対応するか。技前に興味がそそる。
中堅からは教士八段戦。七段との格の違いに期待したい。
中堅、高鍋と山名の新鋭八段対決。仕かけてよし応じてよしの高鍋、二刀から多彩な技で打ち下ろす山名、一寸の見切りが勝敗の分かれ目。
十三将、千変万化自在な技を出す川崎、長身を活かした技が冴える寺本、捨て身の技が勝負の決め手となる。
十将、落ち着いた剣さばきで動じない平尾、鋭い技で軽妙に攻める堤、静と動の戦い。
九将、中心からの攻めが強い矢野、勝負所をわきまえ機をとらえて打つ植田、機先を制するのは。
四将、千鍛万錬の技で八段選抜大会を制した栄花、気魄に満ちた剣づかいで挑む秋山、技と気が対峙する。
そして愈々「剣理に通暁、成熟」した範士。
副将、円熟味が増し力強い打突の石田、精錬された活きた剣をつかう松本、攻防兼ね備えた両雄、熱戦必至。
大将、剣先を利かせ気で上から乗って攻める右田、相手の手元を攻め電光石火の技が冴える船津、乗るか乗られるか。範士の剣理に裏打ちされた攻防が東西の雌雄を決するであろう。
東西・男女の精鋭同士の対戦。心技ともに充実した試合を篤と見届けたい。
*写真は第69回大会のものです。