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「EXPO剣道フェスティバル」が行われる「EXPOドーム」は「南駅」付近に位置しています。ベレー帽が山肌に舞い降りたようなドーム形式の建物でありながら、客席後方はすべて「吹き抜け」になっており、圧迫感のないしゃれた劇場風のたたずまいです。今回の「剣道フェスティバル」は4時間の長丁場ですが、お見え頂いた方には、ゆったりとした雰囲気の中で鑑賞して頂けることでしょう。
私たちは、この催事の成功のポイントは、この「EXPOドーム」をどのように使いこなすか?≠ノかかっていると考えています。従って、万博協会側との打ち合わせも、演武内容以前の一般客への宣伝や誘導、設営といった点に交渉の力点が注がれるわけです。当然、演武に使用される「真剣」などは、テロ対策からも、許可、管理の通過手続きは山ほどあります。剣道大会の企画、運営方法とはあまりにもかけ離れた取り組みに、戸惑うこともたびたびです。
6月29日の協会側との打ち合わせも、集客の方法、その受け入れ対応に始まり、もっぱら音響、照明、映像設備などをどのように仕込み、活用するかに多くの時間が割かれました。これも観客席の方々が、演武内容をより効果的に味わって頂く工夫の一環といえるでしょう。 |