審査会
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剣道八段審査会(京都)2日目
- 開催日:
- 2018年05月02日(水)
- 会場名:
- ハンナリーズアリーナ(京都市体育館)
審査員の寸評(実技)
合格されました方々、誠におめでとうございます。また日頃の修錬の成果が発揮できず、無念の涙を呑んだ方々には、更なる研究、工夫をされ、ご精進を祈念いたします。今回筆者が担当した第六会場(午前中58歳~59歳)、(午後69歳~70歳)、二次審査の限られた範囲内の審査でありますが、審査に携わった者として感じたことを申し述べます。姿勢、構え、態度は今迄修錬されたことが十分にうかがえますが、立ち上がって、剣を交えてから、あまりにも審査を意識しての攻防は慎重になりすぎて、形式的なものになり、間合や打突の機会をとらえた、「打ち切る」という打突に繋がらず、打ったり、打たれたりの単調な打突が散見されました。相互の気力の充実した攻め合いの中で瞬時に相手の反応を見極めた打突は、手の内の冴えといった、「いい打突だな」と思わせる審査員の心に響くような打突を心掛けていただきたいと思います。
そのためには、基本打突を中心とした反復鍛錬により体得した技を日頃の稽古の中で自分から積極的に「懸かる稽古」、「打ち切る打突」を、そして「継続は力なり」の訓えのとおり、今後一層のご精進を期待致します。
島野 泰山
*この記事は、月刊「剣窓」2018年6月号の記事を再掲載しています。
行事概要
- 行事名
- 剣道八段審査会(京都)2日目
- 開催日
- 2018年05月02日(水)
- 会場名
-
ハンナリーズアリーナ(京都市体育館)
〒615-0864 京都市右京区西京極新明町1
阪急電鉄「西京極駅」下車 約150メートル 市バス「西京極運動公園前」下車 徒歩1分