審査会
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剣道八段審査会(東京)1日目
- 開催日:
- 2018年11月29日(木)
- 会場名:
- 日本武道館
審査会結果
審査員の寸評(実技)
今回も厳しい結果になりました。審査で感じた事を述べます。- 攻め崩しがない。
- 気迫不足。
- 打突の強度が足りない。
限られた時間で、ややもすると姿勢・構えに気を奪われ手先だけの打突になり、当然、無駄打ちが多く見られました。攻めによって相手の気を動かし、構えが崩れたところを捉え、身を捨てて打ち込む打突が少なかったことを非常に残念に思います。
有効打突である一本を実現するためには攻めによる打突の好機を如何に作るか、昔から剣道は「中心の取り合い」「鎬の攻防」と云われています。常に中心を取ることを意識して普段の稽古で気を緩めることなく、合気になって理に適った攻防を目指して質と量を高めて欲しいと思います。
特に次の2点を身につけるように心がけて下さい。
- 攻防…無理・無駄の技を少なくして、初太刀を大切に一足一刀の間より一拍子の技を出すよう努める。
- 体捌き…腰を中心にした足捌きで、手先のみの捌きをしないこと。
皆様の今後のご精進を祈念申し上げ寸評と致します。
太田 友康
*この記事は、月刊「剣窓」2019年1月号の記事を再掲載しています。
行事概要
- 行事名
- 剣道八段審査会(東京)1日目
- 開催日
- 2018年11月29日(木)
- 会場名
-
日本武道館
〒102-8321 東京都千代田区北の丸公園2-3
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