審査会
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居合道八段審査会(東京)
- 開催日:
- 2024年12月01日(日)
- 会場名:
- 江戸川区スポーツセンター
審査会結果
審査員の寸評(実技)
12月1日、江戸川区スポーツセンターにおいて、居合道八段審査会を実施しました。内容につきまして感じたことを申上げます。草間純市審査委員長から審査上の留意点を説明後に審査を行いました。
最高位の八段には、「理合」「風格・品位」それに加え「奥義に通暁・成熟し、技倆円熟なるもの」が要求されます。
合否を分けたのは、仮想敵の殺気に対する対応(気剣体の一致)であったと思われます。
頭上に振りかぶった刀の切っ先は、「水平より下げない」(一本目「前」)。切り下ろしは、「刃筋を通す」。突き刺した刀を引き抜きながら頭上に振りかぶるとき「柄から上げる」。「体捌き」「受け流し」が出来ているか。腰腹部を切るとき「刃筋正しく水平に切っている」か(十一本目「総切り」)。これらのことが出来ていない受審者が見受けられました。「目付、居合腰、体捌き、手の内、抜き付け、切り下ろし、残心」を各技ごとに、形だけでなく武道としての合理的な居合道を研究してください。
今回合格した8名の皆様おめでとうございます。居合道界発展のため良い指導者になってください。
残念な結果になった皆様、『全日本剣道連盟道居合(解説)』と共に「試合・審査上の着眼点」を熟読のうえ、稽古を重ねて捲土重来を期し、次回も挑戦してください。
立野 忠男
*この記事は、月刊「剣窓」2025年2月号の記事を再掲載しています。
行事概要
- 行事名
- 居合道八段審査会(東京)
- 開催日
- 2024年12月01日(日)
- 会場名
-
江戸川区スポーツセンター
〒134-0088 東京都江戸川区西葛西4-2-20
東京メトロ東西線-西葛西駅下車、徒歩6分/JR新小岩駅南口から都バス「小島経由・西葛西行き」西葛西駅下車、徒歩6分