審査会
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剣道八段審査会(京都)1日目
- 開催日:
- 2021年05月01日(土)
- 会場名:
- 京都市体育館
審査会結果
審査員の寸評(実技)
≪コロナ禍中≫での審査会、正に「命がけの受審」。受審者804名の熱意に感動を覚えます。先ず、全受審者≪技術面に大差ない≫剣道は他の武道と比べ「技の数」は少ない、だから難しいのです。結局≪気・心の持ちよう≫に行きます。
審査で求められるポイント(構え・打突・風格等々)は皆さん熟知の事。これ等は普段の稽古によって培われるものです。日頃の稽古に「身構え・心構えを持って」臨む事が肝要です。
今回の審査で特に感じたのは「早く打とう・沢山当ててやろう」の無駄打ちが多く見られ気の充実≪溜め≫から生じる無心の技≪爆発≫を生む『攻めて・崩して・捨身』と言う根本的な理合の立合いが少なかった。
『竹刀は日本刀の観念』で普段から稽古されると無駄打ちは減少するでしょう。
今回の合格者は3名、合格率0.37%。パーセントに拘束されない審査会です。受審者は大半が50歳以上、技から気の剣道を求め「迷ったら基本に返り」剣道理念の心、理に適った稽古を求め更なるご精進を祈念します。
田原 弘徳
*この記事は、月刊「剣窓」2021年6月号の記事を再掲載しています。
行事概要
- 行事名
- 剣道八段審査会(京都)1日目
- 開催日
- 2021年05月01日(土)
- 会場名
-
京都市体育館
〒615-0864 京都市右京区西京極新明町1
阪急電鉄「西京極駅」下車 約150メートル 市バス「西京極運動公園前」下車 徒歩1分