審査会
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杖道六段審査会(東京)
- 開催日:
- 2013年01月18日(金)
- 会場名:
- 江戸川区スポーツセンター
審査員の寸評(実技)
厳寒が日本列島を覆い首都圏も審査会前日に降雪、憂慮しましたが開催には全く支障なく幸甚でした。指定技は「全剣連杖道」から、六段は六本目~十一本目、七段は七本目~十二本目までの六本を指定しました。
六段審査内容で気づいたことは、
①打太刀は、繰付、体当を受けた時の姿勢、切り付け・切り方の太刀筋・刀法が不正確。
②気迫・気勢が不足。
③足の捌き方・踏み込み方・進退の足の運び方に心得が欠如。
以上の点を感じました。
合格者9名は十分に自己修錬の結果が出ていました。今後とも次の段階を目指してなお一層のご精進を期待しています。
七段については、合格者6名と前回よりも大幅に増えたことは心強く思いました。特に、今後普及が望まれる秋田県から2名の合格者が出たので、大いに期待できます。日々の修錬が評価されたもので慶賀に堪えません。日々の錬成は当然のことながら、本連盟主催の大会・講習会等に積極的に参加された成果が如実に出ていました。
しかしながら、全体的に将来のために苦言を申しますと、
①仕・打ともに「心気力」の充実を!
②仕・打の技量の均衡に努める。
③技を懸命に遣う真剣さを養う。
④品位・風格を体得する。
これらの点を求めます。
技前は詳細には記述できませんが、段位に相応しい「心技体」を習得して、深く、極めるべく求道していただきたいと思います。
また、今回無念な思いをされた方には、己に与えられた試練として、諦めることなく次回に備えて地道に修行していただきたいと切望します。
受審者に諸事申し上げましたが、審査員の任務は、範士・教士をして後刻の指導・経過観察が必要と感じています。合格者の喜びを共感しながら、無念の思いの人に対する励ましと指導・支援を重要な責務と思料しています。
また、地方審査会の地域差を感じております。今後とも各都道府県剣連で審査員として委嘱された方は、全国審査会に相応しい「学杖者」を育成していただきたいと切望して寸評と致します。
最後に、都剣連杖道部会の関係者のご尽力で当会の進行が順調に行われて、受審者は審査に専念できたことに厚くお礼申し上げます。
行事概要
- 行事名
- 杖道六段審査会(東京)
- 開催日
- 2013年01月18日(金)
- 会場名
-
江戸川区スポーツセンター
〒134-0088 東京都江戸川区西葛西4-2-20
東京メトロ東西線 西葛西駅下車 徒歩6分JR新小岩駅南口から都バス「小島経由・西葛西行き」西葛西駅下車 徒歩6分