審査会
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剣道八段審査会（東京）１日目
- 開催日:
- 2021年11月25日（木）
- 会場名:
- 日本武道館
審査会結果
審査員の寸評（実技）
晩秋の候、鮮やかに色づいたイチョウ並木の九段坂を小汗をかきながら剣道具を担いだ八段受審者らしき初老の姿があった。11月25日・26日、日本武道館において剣道八段審査会が実施された。
審査開始前に審査員研修会が行われ、稲川泰弘会長の挨拶があり、続いて真砂 威審査担当副会長より、「審査の着眼点である理合・品位・風格をどのような見地でとらえ、八段位に能う人をいかに見出すかの裁量性が求められるところです。また厳しすぎる合格率の低さは剣道人から制度全般に対する信頼感を失うのではないかと危惧している」という内容の挨拶がありました。
第１日目受審者数543名、一次合格者58名、二次合格者７名。第２日目受審者数751名、一次合格者89名、二次合格者５名。２日間で合格者12名で前回より倍増したものの厳しい審査結果となりました。剣道八段は付与基準第八項で剣道の奥義に通暁、成熟し、技倆円熟なる者に与えられるとされている。即ち、心・精神力と技術が最高位の域に達している者である。
新型コロナウイルスの影響で稽古不足が目立ち八段としての風格・気位がなく攻防の攻め合いの妙味が見られず、打突の好機でもないのに不用意に仕掛るため有効打突に繋がらず無駄打ちが多く見られました。審査員の心に響く味のある薫りが伝わってくる「気」の剣道の立合いを心掛けることが大切です。益々のご精進を期待します。
村上 済
＊この記事は、月刊「剣窓」2022年1月号の記事を再掲載しています。
行事概要
- 行事名
- 剣道八段審査会（東京）１日目
- 開催日
- 2021年11月25日（木）
- 会場名
-
日本武道館
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