審査会
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杖道七段審査会(山梨)
- 開催日:
- 2020年01月24日(金)
- 会場名:
- 小瀬スポーツ公園 武道館
審査会結果
審査員の寸評
令和2年1月24日、大寒が過ぎ、本年は山梨県甲府市の小瀬スポーツ公園武道館において標記審査会が実施されました。当日の指定技は六段が物見から乱留、七段は霞から乱合の六本でした。各段合格された皆様には心からお祝い申し上げますとともに今後の杖道の普及発展に尽力活躍を期待いたします。
さて、今回の審査で感じた事を述べさせていただきます。単独・相対動作などの基本は大切なのですが、ただ合わせて動くのではなく、太刀・杖とも攻めと守り、残心に気を留め一技一技の間が途切れないよう、ひとつの形に流れがあることが好ましいです。「打」は気を入れて大きく正確に留まる事なく部位を打突していただきたい。正確な間合が相手も自分もやりやすい間合です。常の構えで右手の位置が前に出過ぎている人、引き落としの構えで真半身にならず体の中央部あたりに親指の付け根がある人が多く見られました。構えが悪いと正確な技が出来ないので十分心がけてください。
『全日本剣道連盟杖道解説書』は、清水隆次先生、乙藤市蔵先生により一命をかけ作られたもので、その後も先達が命と人生をかけ守り、伝えようとしたもので全ての動作が書かれています。黒郷源慈杖道委員長が「全剣連杖道も大切だけれど古流もやりなさい」と言われましたが、それは「文字で書けないものもある」と、「もっと精進しなさい」と言われたと思います。解説書を熟読し、書かれていないことを見つけ、稽古達成願いたいと思います。私も努力している最中です。
神之薗 文男
*この記事は、月刊「剣窓」2020年3月号の記事を再掲載しています。
行事概要
- 行事名
- 杖道七段審査会(山梨)
- 開催日
- 2020年01月24日(金)
- 会場名
-
小瀬スポーツ公園 武道館
〒400-0836 山梨県甲府市小瀬町840
JR中央線-甲府駅下車、南口よりタクシーで約20分/JR中央線-甲府駅からJR身延線へ乗り換え、南甲府駅よりタクシーで約10分