審査会
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剣道六段審査会(北海道)
- 開催日:
- 2016年08月21日(日)
- 会場名:
- 北海道立総合体育センター サブアリーナ
審査員の寸評(実技)
北海道もようやく夏らしく暑くなってきて、お盆が終わり一息と思いきや、台風7号・9号が9年振りに北海道を直撃。災害に遭われた方々に、謹んでお見舞い申し上げます。8月21日、札幌の北海道立総合体育センター きたえーるで、標記・審査会が開催されました。まずは平素の努力が実を結び、見事合格された皆様に心よりお祝いを申し上げます。また、不合格となられた方、これから審査を受けられる皆様方には、今一度『剣道称号・段級位審査実施要領』の「段位審査の方法」に示す実技審査の着眼点を良く熟知して稽古を重ねて審査に挑んでもらいたいと思います。
礼法・着装について
六段を受審するにあたり、高段者としての着装をしっかり行い美しく見えるように留意することが大切かと思います。また、立礼から蹲踞・立ち上がり・終了しての蹲踞・立ち上がり・立礼を普段からの稽古でしっかりと行っていただきたいと思います。
実技審査について
自分勝手に相手を打つことばかり考え、相手との攻め合いや攻防の理合が見られず残念に思われました。また、一足一刀の間合から一拍子で打つという基本が疎かになっているために、打ちに冴えがなく一本に繋がっていない方が多くいたように感じました。日頃の修錬において地稽古ばかりではなく、基本打ちの稽古を充分に行っていただきたいと希望します。
今回第2会場の審査を担当して感じたことを述べさせていただき、寸評といたします。
審査員の寸評(剣道形)
北海道(札幌市)で開催された六段審査会での実技合格者に課せられている日本剣道形の審査を担当し、合否の判定をいたしました。
結果は、全員が合格の評価でした。合否は、太刀の形(七本)、小太刀の形(三本)を総合的に評価いたしました。審査評価の内容については、『日本剣道形解説書』(全剣連刊行)に記載されている審査上の着眼点を基に寸評いたします。
- 太刀の形の五つの構え、小太刀の形の半身の構えの習得が必要です。
- 迫真性・重厚性が不足しているため品位風格がないので、気勢・気迫の養成修錬が必要です。
- 仕太刀は打太刀の動作に追従しなければなりませんが、先行する動作が見受けられました。理合の研究が必要です。
- 太刀の形「機を見て」・小太刀の形「入身になろうとするところ」の修錬が必要です。
以上の4項目が特に散見されましたので、受審者や『剣窓』購読者の皆さんには、形修錬の参考にして下さい。なお、形は、演技をするのではなく演武を実践することが大切です。
行事概要
- 行事名
- 剣道六段審査会(北海道)
- 開催日
- 2016年08月21日(日)
- 会場名
-
北海道立総合体育センター サブアリーナ
〒062-8572 北海道札幌市豊平区豊平5条11-1-1
札幌市営地下鉄東豊線「豊平公園」下車、徒歩すぐ