審査会
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剣道八段審査会(岡山)2日目
- 開催日:
- 2014年03月30日(日)
- 会場名:
- 岡山県総合グラウンド 体育館(桃太郎アリーナ)
審査員の寸評(実技)
今回、岡山市において、実施されました八段審査会の寸評を述べさせていただきます。まず、合格された皆様には、平素から「理」に適った厳しい稽古をされ念願の合格を果たされ、衷心よりお祝い申し上げます。
審査員の立場から審査について総合的に指摘すると、
一、間合について
間合の工夫と研究が必要である。
・一足一刀の間合
・遠い間合(遠間)
・近い間合(近間)
自分の打ち間を身体で覚え、近い間合で競り合うより、一足一刀の間合で捨て切って打つことが大事である。
二、充実した気勢
気迫の充実した姿勢から発声についても、相手を威圧する気迫、気力のある発声が必要で、一本の打突に結びつく気の勢いが必要である。
三、初太刀一本の争い
立合いは、初太刀が大事である。先の技が大切で初太刀は必ず頂くという気位と鋭い攻め、崩しの勘所をつかむこと。
四、打突の機会について
打突の機会でもないのに、不用意に技をしかけるため、有効に至らぬ無駄打ちが多く見られた。相手の気を崩して攻め勝って気剣体の一致した捨て身で、一撃必殺の打ち切る打突が必要である。
最後に攻防で相手を生かして自分が生き、竹刀で制し、気で制し、技で制することが大切である。
審査を通じて述べましたが、審査員の心に響く「理」に適った気迫、気力、気概が必要です。今後、益々のご精進を期待し寸評と致します。
久永 光一
*この記事は、月刊「剣窓」2014年5月号の記事を再掲載しています。
行事概要
- 行事名
- 剣道八段審査会(岡山)2日目
- 開催日
- 2014年03月30日(日)
- 会場名
-
岡山県総合グラウンド 体育館(桃太郎アリーナ)
〒700-0012 岡山県岡山市北区いずみ町2-1-3
徒歩・ JR岡山駅西口から 北へ約1.5km 約20分バス・ JR岡山駅西口から 約10分(スポーツセンター前下車)・ JR岡山駅東口から 約15分(スポーツセンター前下車)・ 岡山空港から 約30分(スポーツセンター前下車)