審査会
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剣道八段審査会(京都)2日目
- 開催日:
- 2023年05月02日(火)
- 会場名:
- 京都市体育館
審査会結果
審査員の寸評(実技)
京都八段審査で感じた事を述べます。合格された皆様、誠におめでとうございました。衷心よりお祝い申し上げますと共に更なるご精進を願います。第一日目、合格者8名、合格率0.9%、第二日目、合格者6名、合格率0.8%、計14名。依然として厳しい結果でした。二日目、女性で初めて一次合格者が誕生しました、男性を凌駕する様な立合いでした。
一、「打つ」と「当った」の違いについて。
「打つ」とは、剣先の攻め・気攻め・攻め返しの攻防(鎬を意識)から、観る・捉える・造る、この働きで察知・予知して打つ事。「当った」とは、前項の攻防のない偶然に当った打突の事。味が無い・響かない、料理も念入りに下拵えすると一味違い心に響きます。
二、打たれた時、失敗した時について
慌て無い・乱れ無い、剣道は四戒の疑・惑、そして無理無駄のない泰然自若とした風格を養うことが大切です。これは日常生活、社会生活にも活かして貰いたいと思います。
終わりに、剣の理法に基づく竹刀は、剣道の正しい伝承と発展のためです。形状・重さ・太さ、規則に定められた竹刀の使用に努めてください。更なるご精進を祈念し寸評といたします。
中田 琇士
*この記事は、月刊「剣窓」2023年6月号の記事を再掲載しています。
行事概要
- 行事名
- 剣道八段審査会(京都)2日目
- 開催日
- 2023年05月02日(火)
- 会場名
-
京都市体育館
〒615-0864 京都市右京区西京極新明町1
阪急電鉄「西京極駅」下車 約150メートル 市バス「西京極運動公園前」下車 徒歩1分