審査会
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杖道六段審査会(沖縄)
- 開催日:
- 2013年08月30日(金)
- 会場名:
- 沖縄県立武道館
審査員の寸評(実技)
沖縄県立武道館での審査会は、全剣連杖道の中から、六段は六本目「物見」~十一本目「乱留」、七段は七本目「霞」~十二本目「乱合」が指定されました。残暑厳しい中での審査会でしたが、六段28名中12名、七段は20名中3名が見事合格されました皆様には心からお祝い申し上げます。なお一層のご精進と、指導はもとより杖道の普及に取り組んで下さい。
残念ながら合格されなかった受審者を見て言えることは、
相手にうまく合わせようと、自身のマニュアル通りに動作するため、太刀より先に動作をしてしまい「正しい理合・正しい間と間合・充実した気勢」等に欠けていました。
「打・突」の際、気杖体一致がみられず、後ろ足の引き付けが遅れるため杖先がぶれて攻めがない、繰り付けた後の「突き」は、後ろ足が横を向き、後ろ足が生きていない、後ろ足を生かした「気杖体一致」の打突に努めて下さい。
杖を持つ手幅は、その技によって、「両手いっぱい・4分の1・4分6分・肩幅」等があり、それぞれの
技の正しい手幅を早く身に付けて下さい。
気合は、長ければ良いように勘違いされている方がいますが、気合は「短く・鋭く」を心掛けて下さい。
『全日本剣道連盟杖道(解説)』が平成15年に改訂、20年に一部修正されたにもかかわらず、旧態依然の動作が不合格者に多く見うけられることは残念でなりません。自分の個癖は一朝一夕には修正できません。解説書を熟読され、基本動作に重点をおきつつ、鏡の前で自分の技を謙虚に見直し、正しい技を身に付けると共に、地区講習会に参加し、同段位の人と数多く稽古して下さい。
荒井 洋
*この記事は、月刊「剣窓」2013年10月号の記事を再掲載しています。
行事概要
- 行事名
- 杖道六段審査会(沖縄)
- 開催日
- 2013年08月30日(金)
- 会場名
-
沖縄県立武道館
〒900-0026 沖縄県那覇市奥武山町52(奥武山総合運動場内)
那覇空港よりモノレールで約10分壺川駅または奥武山公園駅下車 徒歩3分路線バスで公園前バス停下車 徒歩3分那覇空港より車で約5分