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剣道八段審査会(岡山)2日目

開催日:
2014年03月30日(日)
会場名:
岡山県総合グラウンド 体育館(桃太郎アリーナ)
受審者数 合格者数 合格率 形再受審
448 4 0.9% 0

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審査員の寸評(実技)

今回、岡山市において、実施されました八段審査会の寸評を述べさせていただきます。

 まず、合格された皆様には、平素から「理」に適った厳しい稽古をされ念願の合格を果たされ、衷心よりお祝い申し上げます。

 審査員の立場から審査について総合的に指摘すると、

 一、間合について
    間合の工夫と研究が必要である。
  ・一足一刀の間合
  ・遠い間合(遠間)
  ・近い間合(近間)
   自分の打ち間を身体で覚え、近い間合で競り合うより、一足一刀の間合で捨て切って打つことが大事である。

 二、充実した気勢
   気迫の充実した姿勢から発声についても、相手を威圧する気迫、気力のある発声が必要で、一本の打突に結びつく気の勢いが必要である。

三、初太刀一本の争い
   立合いは、初太刀が大事である。先の技が大切で初太刀は必ず頂くという気位と鋭い攻め、崩しの勘所をつかむこと。

四、打突の機会について
   打突の機会でもないのに、不用意に技をしかけるため、有効に至らぬ無駄打ちが多く見られた。相手の気を崩して攻め勝って気剣体の一致した捨て身で、一撃必殺の打ち切る打突が必要である。

 最後に攻防で相手を生かして自分が生き、竹刀で制し、気で制し、技で制することが大切である。

 審査を通じて述べましたが、審査員の心に響く「理」に適った気迫、気力、気概が必要です。今後、益々のご精進を期待し寸評と致します。

久永 光一
*この記事は、月刊「剣窓」2014年5月号の記事を再掲載しています。

行事概要

行事名
剣道八段審査会(岡山)2日目
開催日
2014年03月30日(日)
会場名
岡山県総合グラウンド 体育館(桃太郎アリーナ)
〒700-0012 岡山県岡山市北区いずみ町2-1-3
徒歩・ JR岡山駅西口から 北へ約1.5km 約20分バス・ JR岡山駅西口から 約10分(スポーツセンター前下車)・ JR岡山駅東口から 約15分(スポーツセンター前下車)・ 岡山空港から 約30分(スポーツセンター前下車)
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