公益財団法人 全日本剣道連盟 All Japan Kendo Federation

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杖道六段審査会(愛知)

開催日:
2014年08月22日(金)
会場名:
スカイホール豊田
受審者数 合格者数 合格率
40 16 40.0%

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審査員の寸評(実技)

 愛知県スカイホール豊田で行われた審査会は、全剣連杖道の中から、六段は6本目「物見」~11本目「乱留」、七段は7本目「霞」~12本目「乱合」が指定されました。

 残暑厳しい中での審査会でしたが、六段40名中16名、七段は27名中5名が合格。合格されました皆様には心からお祝い申し上げます。なお一層のご精進と、指導はもとより杖道の普及に取り組んで下さい。

 残念ながら合格されなかった受審者を見て言えることは、
 相手にうまく合わせようと、自身のマニュアル通りに動作するため、太刀より先に動作をしてしまい「正しい理合・正しい間と間合・充実した気勢」等に欠けていました。

② 「打・突」の際、気杖体一致が見られず、後ろ足の引き付けが遅れるため杖先がぶれて攻めがない、繰り付けた後の「突き」は、後ろ足が横を向き、後ろ足が生きていない、後ろ足を生かした「気杖体一致」の打突に努めて下さい。

③ 杖を持つ手幅は、その技によって、「両手いっぱい・4分の1・4分6分・肩幅」等があり、それぞれの技の正しい手幅を早く身に付けて下さい。

④ 気合は、長ければ良いように勘違いされている方がいますが、気合は「短く・鋭く」を心掛けて下さい。

 『全日本剣道連盟杖道(解説)』が平成15年に改訂、20年に一部修正されたにもかかわらず、旧態依然の動作が多く見うけられることは残念でなりません。自分の個癖は一朝一夕には修正できません。解説書を熟読され、基本動作に重点をおきつつ、鏡の前で自分の技を謙虚に見直し、正しい技を身に付けると共に、地区講習会に参加し同段位の人と数多く稽古して下さい。

荒井  洋
*この記事は、月刊「剣窓」2014年10月号の記事を再掲載しています。

行事概要

行事名
杖道六段審査会(愛知)
開催日
2014年08月22日(金)
会場名
スカイホール豊田
〒471-0861 愛知県豊田市八幡町1-20
名鉄「豊田市駅」下車、徒歩15分
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