来年度の全剣連経営基盤をまず吟味して見ます。幸い外部環境としての日本経済は一応の安定状況を続け、物価や国民生活にも大きな変動はないものと見てよいと思います。全剣連収入の大宗である称号・段位の登録料、審査料収入を予想します。中高年剣士の動きは引き続き活発に推移すると思われますが、本年すでに見られている、剣道への参入者は減少傾向を免れそうもなく、少子化の影響、他のスポーツヘの吸引などにより収入は弱含みになり他で補うことは困難で、年間収入の減少は避けられないと見ています。
このままでは事業費への影響が心配されるところですが、幸いここ数年収入面の好調が続いてきており、審査料の値下げなど、愛好者への還元分を吸収して余りある余剰金が出ましたので、この際これを事業費として活用することとし、重点の事業分野に投入して剣道界の発展を図る、積極的予算を組むことを考えます。 |