ここで全剣連の役員などが、どのように決まるのか、お知らせしておきます。まず理事・監事は「寄附行為」に基づき評議員会で選任されます。ここに提案される理事候補の案はどうしてできるのか、このところのやり方を紹介します。理事の定員は30名ですが、そのうちの半数は都道府県剣連からの候補が推薦される慣例になっています。その推薦者は、ブロック内の持ち回りで出てきますので、毎期多くの方が入れ替わります。今回の推薦で再任となる候補は、北海道・東京など4名だけでした。この他学校関係・実業団・警察関係から4名の推薦を受けることになっており、残るところの11名だけがいわゆる自由枠になります。会長、副会長などもこの枠内で収めることになります。
会長など主要人事のありかたは、改選期を前にして執行部の中心である常任理事会で相談されます。ここで方向が一致すれば、会長候補者が自由枠の役員候補の案を作成します。今回は現体制の継続で行って欲しいということになりましたので、私が関係者の意見も徴しつつ、監事候補を加えた案を纏め、評議員会の席に提示し円満に選任が行われました。
近年の慣例になっているこの方法は前執行部の良識ある意見交換を前提にしており、問題は有り得ますが、ここ何回かはこのような手順でスムーズに役員の選任が行われてきています。しかし推薦枠などは見直しが必要な時期が来ることと思われます。 |