酷暑の季節を迎えました。夏はまず青少年の錬成の時、学校関係の大会が目白押しです。教育系学部大会に始まり、少年剣道錬成大会、道場連盟主催の少年剣道錬成大会、戦前からの歴史ある高校生剣士激突の場となる玉竜旗剣道大会(福岡市)、インターハイと呼ばれる高校剣道大会(館山市)、定時制、通信制学校剣道大会、教職員剣道大会(阿蘇市)、中学校剣道大会(伊勢市)など学校関係大会の間に、家庭婦人剣道大会、日光大会などが織り込まれます。
夏は講習のシーズンでもあります。居合道地区講習会(島根大社町)、杖道地区講習会(岩手県滝沢村)があり、女子剣道講習会(千葉市)のほか、第30回目となる外国人剣道講習会が北本市解脱会研修センターで、各国の指導的人材を集めて行われます。
さらに夏には各剣連を含め審査会が集中します。全剣連の行う審査会としては、居合道、杖道の地区講習会に先だつ金曜日に六、七段審査があり、剣道の夏の審査では、盛岡市で六段、四国の高松市で月末に六、七段審査が行われます。
また今年のイベントとして、いよいよ8月31日午後、愛知万博会場内の万博ドームで、剣道フェスティバルが行われます。連日展開される催しの中、一般の来場者に剣道をアピールできましょうか。熱意を以て計画、準備に万全を期してきた関係者の努力と、これまでの剣道PRを超えた知恵は、必ずや成果を収めるものを確信します。ただ昔の二百十日に近い時期、天候が気掛かりですが運を天に任せるのみです。 |