まず1千3百人を超す過去最多の人々が挑戦した剣道八段審査。87名の一次合格者は、二次審査で合格者15名に絞られました。ところが剣道形審査で3名が不合格、結局12名が合格を飾りました。厳しい形審査の結果は、竹刀での勝負に偏った修業への警鐘と受け止めるべきでしょう。
その12名の合格者のうち東日本の方はわずかに2名、著しい西高東低の結果になりました。
七段審査の受審者は、名古屋で948名、東京1,633名といずれも前年を上回る多数、しかし合格者は名古屋で合格率7%、東京の10%という厳しいものでしたが、審査の実態とかねて指摘され期待されている七段の権威を考えると妥当と言える結果と感じます。
さて六段審査は名古屋、東京とも10%を超えるまずまずの合格率でした。ここでお知らせしておくことは、別に第八審査会場を永田町衆議院道場に設け審査を行ったことです。受審を希望して申し込みがあった受審資格ある4名の国会議員の方の審査は、政務の関係また警備上の問題から、一般と一緒の受審をして戴くことは困難と判断し、別に審査会場を設けたものです。それぞれ内容ある演武と剣道形を披露され合格されました。 |