全剣連では全国家庭婦人剣道大会、全日本女子剣道選手権大会の審判員に女子を加えており、3人に1名は女子を当てています。来年度事業の相談の中で、女子審判員の技術に問題があるとの意見が出ました。原則八段受有者を当てている男子審判員は経験も多く、技術の評価もしっかり行われ人選されます。これに対して女子の場合は七段、時に六段からも選ばれます。経験と技術水準に差があるのは当然で、全剣連はそれを承知で女子剣道の振興のために行ってきました。
これが試合の適正な運用に差し支える程のものであれば、考え直すことになりますが、他の団体の大会に波及すること、女子剣士の励みに影響することも心配です。早急に結論を出さずに人選と講習に力を入れることになりした。
具体的には来年度の講師要員研修会を1回減らし、七段の剣士から人選した審判要員の研修会を行って、能力、素質を高めることで対応し、その効果も見ていくことに落ち着きました。 |