中央講習会の名で行われますが、受講機会を増やすこと、受講者の便、経費使用の効率化などを考慮して、14年前から東京と神戸に参集を願って開催し、日程も4月初頭に繰り上げ期間も2日に収め実施しています。この講習会、これまで伝達講習と呼ばれ、全剣連の研究結果、見解を各剣連に伝達し、さらに各地に伝達して貰う、上意下達の色彩の濃い講習に性格づけてきました。
もちろん全剣連が行う2月の剣道研究会で研究された問題点を、各専門委員会で整理して視点として纏めたものを含めた講習を行い、各地から参加した受講者に伝える内容はあります。この講習は各地区代表者の指導力を高め、各剣連が計画し実行する講習、指導活動の質を高めることを主目的とするものと位置づけるべきでしょう。
今回は東京、夢の島・東京スポーツ文化館(通称ぶんぶ)での東日本講習会に71名、また神戸市中央体育館での西日本講習会には54名の参加者が集い講習を行いました。今年は1名の欠席者もなく、熱心に受講、研究されました。それぞれの地に帰られて剣連活動の中核として役割を果たされることを期待します。 |