指導力の向上を重視している本年度事業において、指導法講師要員の研修会を取り上げ、6月28、29の両日、勝浦の武道館研修センターで開催しました。取り合えずは従来から継続している審判法講師要員研修会と併せて開催しました。各地で指導の中心となって活動しておられる24名の八段範士、教士の方に参集を求め、それぞれ熱心に研修頂き、第1回としての成果を収めました。
ただこの研修会、十分な成果を収めたと、手放しでは言いにくいもので、いくつかの課題を残しました。
すでに軌道に乗っている審判法講師要員の研修の場合と異なり、指導法研修には、その対象と段階の多様性があり、その手法と原則が絞り難い難しさがあります。
この研修を全剣連として本格的に取り組むことにし、要請された方々が積極的に参加頂いたことは多とするものですが、今後効果をあげていくためには、さらに周到な準備が必要と思われます。当面必要なのは「『指導法』の指導法」の研究を高めていくことにあると言えましょう。 |