何回も予告しましたが、ようやく出版されたこの図書は、中学校武道の必修化を踏まえた指導資料として急いで纏められたものです。
体裁はA4判・本文107ページ、定価600円でお分けします。
内容と特色を以下列挙します。
① 教育基本法、学習指導要領、学習指導要領解説「保健体育編」(いずれも抜粋、要約)があり、剣道における学習内容を分かりやすく図式化しています。
② 授業の事例については「剣道具使用の場合」と「剣道具のない場合」について、それぞれ分けて示しています。
③ 1.2年生については、予想される学校での授業の実態を踏まえ、最大13時間で指導できる内容にしてあります。
④ 展開例の中で例示される「指導上の留意点」のところでは、担当教師と指導協力者に分けて示されています。
⑤ 展開例の後に、生徒が誤り易いところの指導法を「つまずきと指導」として掲げてあります。
⑥ 剣道具のない指導の場合は、『木刀による剣道基本技稽古法』を活用しての指導法を、豊富に写真を取り入れて示しています。
⑦ 主な図表・資料については、コピーにより、拡大して授業に活用できるよう配慮してあります。
⑧ 生徒の興味・関心を高め、学習を楽しくするために、学習カード、学習ノートなどの資料も入れてあります。
以上のようなことですが、この資料が広く活用され、内容ある教育が全国各地で行われるようになることを念願します。
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