異常な気候が続いた夏も去り、実りの秋を迎えました。
8月下旬からブラジル・サンパウロに出向きました。世界剣道選手権大会の一連の行事を済ませたあと、玉置 正ブラジル剣連前会長のご案内を受けて北上、赤道直下アマゾン地区を旅し、2週間ほど南半球に過ごして帰国しましたので、気候の変化をより身に染みて感じています。
さて3年ぶりの世界大会、苦杯を嘗めた前回の轍を踏まず、日本選手団は男女4種目とも制覇の結果を出してくれました。
初日の男子個人戦こそ思わぬ苦戦でしたが、堂々の試合ぶりで、日本の剣道の誇りを取り戻してくれたことは何よりと感じています。
さて世界大会の最終日、日本では4年振りの衆議院選挙がありました。結果はご承知のとおり、長く政権を保持してきた自民党の予想以上の惨敗、民主党の圧勝となりました。
先月号で指摘しましたが、とかく当面のサービス合戦の様相が顕著だった選挙戦を終えて、新政権は長期的方策へ取り組みを忘れることなく、特に教育問題に、安心できる政策をとることを望みます。
この選挙戦では何人かの剣道人議員が苦杯を喫せられました。再起されることを念じますが、新たな人材が加わって頂くことも望んでいます。
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