夏の少年剣道大会について取り上げましたが、その上の高校生の歴史ある大会が福岡市で開かれます。すでにご存知の玉竜旗剣道大会です。この大会は西日本新聞社が九州剣道連盟と共催により、すでに戦前から続けられ90年を越す歴史を持ちます。甲子園で人気を呼んでいる野球大会と同じく、戦前は中学校の大会であり、戦後高校生の大会として続けられ、後に女子高校生の部門も始められました。
本年の大会は通算して第83回であり、全国各地からの参加校は、男子570校、女子377校に上り、参加選手は総数7千という大規模な大会として、福岡市のマリンメッセ福岡で7月24日(土)から6日間の大会が開かれました。
団体戦は勝ち抜き試合の方式で、大将だけは引き分けなしという特色ある試合方法をとっています。試合は剣道が盛んな九州勢が強く、女子は筑紫台高校(福岡)が菊池女子高校(熊本)を破って優勝、男子では福岡大大濠高校(福岡)が、九州学院高校(熊本)を破って栄冠を勝ち取りました。
決勝はいずれも九州勢が占めており、強さを示しました。戦績は別記事を御覧下さい。大会を観戦した福本修二専務理事は、試合内容ももちろんだが、ともかく優勝戦に至るまで、満員の観客が熱心に観戦したことを感心しておりました。
これらの高校剣士の中から、今後の剣道界を背負う剣士がでてくることが期待されます。
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