この大会の名称はCombat Gamesということで、格闘技大会ということになります。13の種目の中にはわれわれが武道と認識するもののほかに、レスリング、ボクシングなども入っており、国際剣連の立場としては、違和感のある大会でしたが、競技内容は、それぞれの団体の判断で実行できるということで、参加することになりました。
剣道としては、競技のみに集中するのでなく、他の競技と異なるプログラムを組んで、その真価を示すことを目指し案を練り、加盟国の賛同を得て実行しました。
大会は8月28日から8日間の会期で行われ、各種目の日程が割り当てられ、剣道は9月3日の午後から夜にかけてと、翌4日の午後までの1日半の時間を割り当てられました。演武、試合の構成は、実行委員の苦心の上作成されましたが、別稿の各記事でご承知下さい。会場は北京科学技術大学体育館で、観客収容力は2千名余りと見ましたが、満員に近い観客を集めていました。
第1日は開会式のあと演武に入りました。挨拶などのあと佐藤成明、浅野修両範士による日本剣道形で口火をきり、続いて若手剣士による基本技稽古の実演を披露し、剣道の技の理解を助けました。
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