男子・女子の両選手権大会の都道府県別の出場選手枠については、剣道人口などの統計に基づいて、5年ごとに見直しを行い、所要の修正を加えてきております。本年度がその年に当たりますので、普及委員会などで検討しました。その結果、男子・女子とも若干の修正が行われることになりました。
今回の大きな改定は、両大会に認められている前年度大会の優勝者を無条件に次回出場できるようにする慣行の修正で、両大会始まって以来行われてきた慣行を、次回より廃止することになりました。 その論点は、選手権大会はあくまで、その年の優秀選手で争うべきで、前年の成績による特権を持ち込むべきでないということです。誠に正論であり、来年の両大会から優先出場の資格を与えず、すべて予選を戦って資格を得た選手で選手権大会を戦うことになります。
この件は10数年前、筆者が専務理事の時代に、一度提案しましたが、反対論も多く実現しなかった案件です。天皇盃・皇后盃を頂いている両大会であればこそ、妥当な改定というべきでしょう。
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