法人新体制への移行を除き、事業の方向は従来の路線をさらに前進させる新年度の事業計画(案)です。
まず基本方針は、事業計画(案)の冒頭に掲げている次の事項を踏襲しています。「本連盟はわが国の伝統と文化に培われた剣道の普及・発展を図るとともに、心身の錬磨による人造りとわが国社会の健全な発展に貢献することを目指す」。そして「『剣道の理念』に基づき、社会から高く評価される活力ある剣道界の実現を目指し、国内各層への剣道普及を図る」こととしております。
事業の重点としては、まず「新法人への円滑な移行を行うため加盟団体・組織関係団体および関係機関との緊密な連絡調整、新定款案に基づく諸規則等の見直しの実施」があり、つぎに平成24年度より実施される中学校武道必修化に対応して立案した諸施策の推進、第15回世界剣道選手権大会に向けた支援ならびに選手強化が取り上げられます。
以上の事柄と、行事の主な変更点については前月号のこの欄で触れておりますが、詳細は10頁からの日程表(案)を御覧ください。
通常の行事以外の計画を記します。国際関係ですが、ここ2年休んでいた外国人夏期剣道講習会(サマーセミナー)を8月に北本市解脱会の研修センターで行います。
また来年5月の第15回世界剣道選手権大会に備えての審判講習会を、本年度末になる24年2月末に実施の予定が組まれています。
|